同じではない?「信用」と「信頼」の違い

違いのギモン

「信用できる証言」や「彼を信頼している」などのように、何かを信じる時に使う言葉である「信用」と「信頼」。同じ意味だと思って混同してしまいがちかもしれませんが、両者の意味は実は違うのです。

今回は「信用」と「信頼」の違いについて解説します。

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結論:過去の成果を「信用」し、未来を「信頼」する。

「信用」とは過去の行動や成果を評価して確かなものであると受け入れることを指します。

一方、「信頼」とはある人物に対して、未来の行動を信じて期待することを指します。

「信用」をもっと詳しく


「信用」とは、成果物や過去の行動実績などを評価して、確かな出来栄えであると信じて受け入れることを指します。目に見える形のものに基づいて行われるため、「信用」は客観的なものであると言えます。

例えば、商品のクオリティやある人物の成績などに関して「信用」が使われることが多いです。点数などで基準を設けて、品質や成績がある一定の水準を超えた場合に、その商品や人物は「信用」されることになります。

また、「信用」は過去の成果や行動に対しての評価であるため、後に解説する「信頼」と違って、一方的な気持ちの働きかけであると言えます。

「信用」の使い方の例

  1. 彼の証言にはきちんとした裏付けがあり、信用できる。
  2. 電話応対が悪いことは、店の信用を落とすことに繋がる。
  3. 期限内に提出しないと信用を失う。
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「信頼」をもっと詳しく


「信頼」とは、人に対して未来の行動を期待して、この人には任せても大丈夫だと頼りにすることを指します。未来のことは予測出来ないことから、信用に比べて「信頼」は主観的なものです。

「信頼」は、その人の性格や習性から直感的に行われることもありますが、多くの場合は、その人が過去にどれだけの成果を出してきたかを評価した上で論理的に行われます。後者は、信用に基づいた信頼と言えます。

また、「信用」は成果物や行動に対する評価という一方的なものであるのに対し、「信頼」には人に期待を寄せる気持ちとその期待に応えようとする気持ちによる双方向のやり取りがあります。そのため、「信頼関係」とは言いますが「信用関係」とは言いません。

「信頼」の使い方の例

  1. 彼はいつも良い結果を残してくれるので信頼できる。
  2. 信用なくして信頼なし。
  3. 信頼しても信用するな。

➋は、過去の成果や行動が高く評価できない限り、未来に期待を寄せることは出来ないという意味です。➌は、未来の行動に期待をしたとしても、未来は予測できないため、結果を保証するのはまだ早いという戒めです。

まとめ

以上、この記事では、「信用」と「信頼」の違いについて解説しました。

  • 信用:過去の成果や行動を確かなものと信じて受け入れる。
  • 信頼:未来の行動に期待して頼りにする。

過去に対する「信用」と未来に対する「信頼」という明確な時間軸の違いがありますが、この 2つは連なっているものです。信用が信頼へとつながり、信頼の気持ちに応えることが更なる信用へとつながります。信用も信頼もされる人になりたいですね。

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