故事成語「鶴は千年」意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「鶴は千年」です。

言葉の意味、例文、由来、伝来、類義語、続きについてわかりやすく解説します。

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「鶴は千年」の意味をスッキリ理解!

鶴は千年(つるはせんねん)長寿でめでたいこと

「鶴は千年」の意味を詳しく


「鶴は千年」とは、長寿でめでたいことの例えです。鶴や亀は長寿を象徴する存在で、めでたいものとする考えからきています。

長寿や縁起を祝う時に使用されます。

ちなみに、「鶴」は、水鳥の一つです。とても美しく、めでたい鳥として昔から好まれてきました。

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「鶴は千年」の例文

    1. 鶴は千年で、八〇を越えた父にはもっと長生きして欲しい。
    2. 健康で百歳を迎えられたら、鶴は千年でおめでたいです。

長生きを称える場合に使用されることが多いです。ほとんどの場合、「鶴は千年」はポジティブな意味を持ちます。

「鶴は千年」の由来

「鶴は千年」の出典は『淮南子』(※えなんじ)の 16 巻である『説林訓』です。

ここにて、「鶴歳千歳、亀歳三千歳」と書かれていました。鶴と亀が、仙人に仕える生き物として持ち出されています。これが日本に伝わってきたときに、「鶴は千年、亀は万年」と言い換えられたと言われています。日本人に馴染みやすい語呂に変えられたのです。

古代中国には「仙人」が存在していたと言われます。彼らは不老不死を体現する存在であり、神様よりも強い力を持った者として尊敬されていました。

仙人は、仙術を使って空中を移動する時には鶴に乗り、水中を移動する時には亀に乗った、と伝説に記されています。そのため、仙人に仕えた鶴や亀が長寿の縁起物と考えられていたのです。

  • 淮南子(※):紀元前120年頃の中国の書物。神話や説話をまとめている。
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「鶴は千年」の伝来

鶴や亀が長生きの象徴なので、「鶴は千年」「亀は万年」等の故事成語が生まれました。実際の鶴と亀の寿命は 二〇から三〇年です。 本当に千年生きるわけではないことが分かります。動物園で飼育された鶴は五〇年以上生きることもあるそうですが、千年には及びません。

「鶴は千年」はあくまでも比喩表現であり、現実は反映されていません。むしろ、人間よりも寿命は短いです。それでも、他の鳥類と比較すると、鶴は長生きをする鳥と言えます。カワセミ、スズメ、インコ、等ほとんどの鳥類の寿命は十年以下です。

亀の寿命は種類によって大きく異なります。ペット用として人気の高い亀は、寿命が三〇年弱です。少し大きめの亀は五〇年生きることができます。ゾウガメは長寿な亀であり、その寿命は百歳以上と言われています。

 

「鶴は千年」「亀は万年」が中国から伝来された言葉です。しかし、日本でも鶴と亀はめでたい動物だという認識はありました。

その証拠に、鶴と亀は昔話に登場しています。『鶴の恩返し』では、鶴が尊い存在として描かれています。

また、『浦島太郎』で、主人公を竜宮城へ案内したのは亀です。浦島太郎はいじめられていた亀を助けたことで恩恵を受けました。そして、この作品の中で、亀は縁起の良い動物として描かれています。

つまり、鶴と亀は、古くから日本と中国で縁起の良い動物であったということです。

「鶴は千年」の類義語

「鶴は千年」には以下のような類義語があります。

  • 亀鶴の寿:長生きのこと
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「鶴は千年」の続き

禅僧の仙がいは、「鶴は千年、亀は万年」の言葉に「我は天年」と付け加えました。

これは、「長生きをしようが、自分は己の寿命を全うするのみだ」という意味になります。

人によって、どのように生きるかの解釈は異なることが分かります。

まとめ

以上、この記事では「鶴は千年」について解説しました。

読み方鶴は千年(つるはせんねん)
意味長生きは極めて縁起が良い
由来淮南子の「鶴歳千歳、亀歳三千歳」
類義語鶴亀の寿など

「鶴は千年」は、長寿を祝う時に使用されます。古くから鶴や亀が縁起の良い動物だと分かります。

日々の出来事を例える言葉として、使ってみてください。

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