心理学用語「コントラスト効果」とは?意味と具体例を解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「コントラスト効果(こんとらすとこうか)」です。

言葉の意味、具体例、由来、英語訳についてわかりやすく解説します。

 

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「コントラスト効果」の意味をスッキリ理解!

コントラスト効果(こんとらすとこうか)前後に対比させるものによって、ものの印象が大きく変わる心理現象

 

「コントラスト効果」の意味を詳しく

「コントラスト効果」とは、前後に対比させるものによって、印象が大きく変わるという心理現象のことです。

人間の脳は客観的ではなく相対的に(なにかと比べて)物事を判断する傾向があります。

これによって、2番目に感じた刺激が、最初に感じた刺激と異なるときに、それが実際以上に最初のものと異なって感じてしまう、という心理的傾向のことです。

 

たとえば、チョコレートを食べたあとにレモンを食べるときは、ただ単にレモンを食べるときよりも酸っぱく感じます。

これは人間の脳が「チョコレートの味」と「レモンの味」を比べているため起こる現象です。

 

このとき、受ける刺激の種類は同じでなければ「コントラスト効果」は起こりません。

たとえば、「チョコレートの味」を感じたあとに、「みかんの香り」を嗅いでも意味がないのです。

味覚なら味覚同士、嗅覚なら嗅覚同士で比べたときに「コントラスト効果」は起こります。

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「コントラスト効果」の具体例

「コントラスト効果」にはさまざまなな具体例があります。嗅覚や味覚以外にもいろいろな感覚に関係するのです。

たとえば、15㎏のダンベルを持ち上げたあとに3㎏のダンベルを持てば、通常よりも3㎏のダンベルは軽く感じます。

また、20度の水に手を入れた時の感じ方も、前の条件によって違います。

10度の水に手を入れたあとならば温かく感じ、30度のぬるま湯に入れたあとならば冷たく感じるでしょう。

「コントラスト効果」の由来

「コントラスト効果」の名前は「対比」という意味の英単語 “cotrast” がもとになっています。

前後の感覚の「対比」によっておこる心理現象なので、この名前が付きました。

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「コントラスト効果」の英語訳

「コントラスト効果」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • contrast effect
    (コントラスト効果)

 

「コントラスト効果」の利用

「コントラスト効果」はさまざまな場面で利用されています。そして、その多くはビジネスのシーンです。

 

普通ならば10万円の服は少し高いと感じますが、200万円の服を見たあとには少し安く感じます。

これを利用して、通常価格を非常に高くしておいて、「セール品」として70%OFFなどにしているのです。

元から3000円であるより、1万円のものが3000円に値下げされているほうが安く感じるからです。

 

不動産業界には「当て馬物件」というものがあります。

「当て馬物件」とは、実際に賃貸や販売に出したい本命の物件より先に案内するあまり魅力的ではない物件のことです。

価格が高かったり、立地が悪かったりと条件が良くない物件を、あえて最初に案内するのです。

そうすることで後に案内する物件が「コントラスト効果」によってより魅力的に見えてしまうのです。

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まとめ

以上、この記事では「コントラスト効果」について解説しました。

読み方コントラスト効果(こんとらすとこうか)
意味前後に対比させるものによって、ものの印象が大きく変わる心理現象
由来「対比」という意味の英単語contrastから
英語訳contrast effect(コントラスト効果)
利用法不動産業界の当て馬物件など

「コントラスト効果」は市場のいろいろな場面で活用されています。何かと比べてではなく、その商品が「本当に安いのか」「本当に魅力的なのか」をしっかりと見極めることが重要ですね。

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