「罹患(りかん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「罹患(りかん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「罹患」の意味をスッキリ理解!

罹患(りかん):病気にかかること

「罹患」の意味を詳しく

「罹患」は病気にかかることという意味を持つ熟語です。ウイルスや疫病が世界的に流行した際や、例年のインフルエンザシーズンなどに、ニュースや新聞などで見かけることが多い単語です。

また、罹患の「罹」の字が、阿修羅の「羅」の字に似ているため、誤って「らかん」という読み方でこの単語を覚えている人が多いです。正しい読み方は「りかん」になります。以下で解説する言葉の意味だけでなく、漢字やその読み方も合わせて、正しく覚えておきましょう。

「罹患」の使い方

  1. 私の友人はインフルエンザに罹患したため、出席停止になっている。
  2. この国では年々、がんの罹患者は増加しているとのことだ。
  3. この病気の罹患率は、日を追うごとに低下している。

「罹患」という言葉が病気に関するものであるため、その用法も病気や疫病に関するものが多いです。

①の例は「〜する」という動詞の形で使用される用法であり、原義通り、「病気にかかる」という意味で用いられています。具体的な病名と一緒に使用されることが多いことも、一つの特徴かもしれません。

②の例は後ろに「〜者」という言葉を伴って使用される用法で、その意味は「病気にかかった人」です。この用法のように、「がんの罹患者」といえば、「がんにかかった人」という意味になります。

③の例は後ろに「〜率」という意味を伴って使用される用法で、「病気にかかっている人の割合」という意味を表します。②と似た表現ですが、「率」と「者」の違いは時として大きな誤解を招く場合があるので、注意を払う必要があるといえます。

「罹患」の類義語

罹患には以下のような類義語があります。

  • 患(わずら)う:病気になること
  • 発症(はっしょう)する:病気の症状が現れること
  • 病(や)む:病気になること
  • 床に(とこ)に伏(ふ)せる:病気の症状が現れ、心身が衰弱すること

「罹患する」の類義語として挙げることのできる上記の単語ですが、「具体的な病名とともに使用するか否か」で、上の2つと、下の2つは区別できます。

「患う」「発症する」は「〜という病気を」や、「〜の症状を」というように、具体的な病名に言及する場合が主な使用法です。対して、「病む」「床に伏せる」は、具体的な病名には言及せずとも、病魔で体が弱っていることを伝える際に使用されます。

「罹患」の英語訳

罹患を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • contract
    (病気にかかる、契約する)
  • catch a cold
    (病気にかかる)

「罹患」を英訳する際に、最も近い表現になるのは contract になります。contract は「契約する」という意味が最も有名ではありますが、2つ目の意味として「病気になる」という意味を持っています。

また catch a cold も同様に「病気にかかる」という意味を持つ熟語表現ですが、こちらでいう「病気」とは風邪のような比較的軽い症状のものを指します。そのため、このニュアンスの違いを意識し、しっかりと使い分けることが重要だといえます。

まとめ

以上、この記事では「罹患」について解説しました。

読み方罹患(りかん)
意味病気にかかること
類義語患う、発症する、病む、床に伏せるなど
英語訳contract、catch a coldなど

日常生活の中で使用される回数はさほど多くないものの、病気の流行時などにはテレビやネットなどで頻繁に見かけるのがこの単語です。この機会にその意味と読み方、使用法をきっちり押さえていきましょう。