「コングロマリット」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「コングロマリット」です。
「コングロマリット」の意味、メリット・デメリット、具体例、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「コングロマリット」の意味をスッキリ理解!

コングロマリット(conglomerate):関連のない複数の業種に参入している企業体のこと

「コングロマリット」の意味を詳しく

「コングロマリット」とは、関連のない複数の業種に参入している企業体のことです。

通常であれば、ある程度業種に関連性がある企業同士が合併を行います。

合併とは、ふたつ以上の企業がひとつの企業になることです。 一方がもう一方の他の企業を吸収する「吸収合併」と、合併する全ての企業が解散して新しく会社を設立する「新設合併」があります。

しかし、業種が大きく異なり、それぞれの業種に関連性のない企業同士が合併することがあります。このようにしてできたのが「コングロマリット」です。

「コングロマリット」のメリット・デメリット

「コングロマリット」には、メリットとデメリットがあります。それぞれを見ていきましょう。

「コングロマリット」のメリット

「コングロマリット」のメリットには、以下のものがあります。

  • 新しい業種に参入するリスクが減る
  • 経営のリスクを分散できる

まず、ある企業が自分の業種と異なる業種に参入するのは大変です。知識や技術、資本をゼロから用意しなければいけないからです。

しかし、異業種の企業と合併して「コングロマリット」となれば、資本や技術をある程度持った状態で異業種に参入することができます。

また、複数の業種を運営する「コングロマリット」は、経営のリスクを分散することができます。たとえば、ひとつの業種の市場が混乱して経営が難しくなったとしても、別の業種の経営でカバーすることができます。

「コングロマリット」のデメリット

  • 新しい業種への参入が難しい
  • 拡大したグループの収益悪化

「コングロマリット」では、それぞれの企業が異業種への参入をすることになります。意見の食い違いや、技術や知識の不足によって、経営がうまくいきにくいことがあるのです。

また、それぞれの企業による相乗効果が得られず、合併したことによって企業の価値が下がってしまうことがあります。

「コングロマリット」になることで企業価値が下がり、それぞれの企業の価値の合計よりも、「コングロマリット」の価値が下回ることを「コングロマリット・ディスカウント」と言います。

「コングロマリット」の具体例

「コングロマリット」の具体例としては、楽天グループが挙げられます。

インターネットショッピングで有名な「楽天サイト」があるように、インターネットサービスから創業しました。しかし、現在では金融サービスや総合旅行サイトなども運営しています。

このように、複数の業種に参入しており、楽天は「コングロマリット」であると言えます。

「コングロマリット」の使い方

「コングロマリット」には以下のような使い方があります。

  1. コングロマリットとなって、新規参入を目指す。
  2. 彼の会社は現在、食品とサービス業のコングロマリットだ。

「コングロマリット」の語源

「コングロマリット」の語源は英語の “conglomerate” です。英語の “conglomerate” には以下のような意味を持つ英単語です。

  • 集団になった
  • 密集的な
  • 複合企業の

カタカナ語の「コングロマリット」は名詞ですが、英語の “conglomerate” は形容詞なので注意しましょう。

「コングロマリット」の類義語

「コングロマリット」には以下のような類義語があります。

  • 複合企業:「コングロマリット」と同じ意味
  • グループ会社:「コングロマリット」と同じ意味

まとめ

以上、この記事では「コングロマリット」について解説しました。

英語表記コングロマリット(conglomerate)
意味関連のない複数の業種に参入している企業体のこと
具体例楽天
語源「集団になった」という意味の英単語 “conglomerate”
類義語複合企業、グループ会社

「コングロマリット」の意味自体は難しくはありません。「コングロマリット」ができる過程やメリット・デメリットまで理解しておけるといいですね。