今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「コンタクト」です。
「コンタクト」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「コンタクト」をざっくり言うと……
英語表記 | コンタクト(contact) |
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意味 | 接点を持つこと、接触すること、コンタクトレンズの略称 |
語源 | com(一緒)とラテン語のtangere(触れる) |
類義語 | アプローチ、コミット |
「コンタクト」の意味をスッキリ理解!
「コンタクト」の意味を詳しく
「コンタクト」とは、接点を持つこと、接触すること、コンタクトレンズの略称です。
主に、人に会うこと、連絡をとること、情報を交換することなど、人と接点をもつことに対して使われる言葉です。
直接会うだけでなく、電話などで連絡を取り合うことも「コンタクト」と言えます。
また、「コンタクト」は「コンタクトレンズ」の略称でもあります。
コンタクトレンズは、視力が弱い方の遠視、近視、乱視など補正するための医療機器で、現在では一般的に広く使用されています。ちなみに、「コンタクトレンズ」の正式名称は「視力補正用レンズ」と言います。
「コンタクト」の使い方
- 新商品について確認したいことがあるので、開発部の担当者にコンタクトを取ることにした。
- 契約条件を決めるためにA社とコンタクトを取る必要があるので、上司に知らせる。
- A社とコンタクトすることで、我が社の将来の可能性が広がると予想される。
- 視力が弱くなってきたので、眼科へ行き、コンタクトの度数を上げることにした。
- 人の話を聞くときに、アイコンタクトすることは重要なことだ。
①のコンタクトは、「連絡をとる」という意味で使用されています。つまり、「新商品について確認したいことがあり、担当者の方に連絡する」という文章になります。
②の場合は、「接触する」という意味で使用されています。つまり、「契約条件を決めるために、A社に伺う必要があるので、上司に知らせを入れる」という文章になります。似ている言葉としては、「会議」や「話し合い」になります。
③では、「関係を築く」という意味で使用されています。つまり、「実力を持ったA社と良い関係を築くことで、自分の会社が大きくなり可能性が広がる」という文章になります。
④のコンタクトは「コンタクトレンズ」の略称として使用されています。
⑤の「アイコンタクト」とは、会話のような何らかの動作をしているときに、人や動物が互いに目と目を見合わせることをいいます。アイコンタクトは、コミュニケーションを取る際の重要なポイントの一つです。
「コンタクト」の語源
コンタクト(contact)の語源は、com(一緒)とラテン語のtangere(触れる)です。
contact の con は「一緒に」、tact はラテン語で「触れる」という意味を表します。以上のことから「共に触れ合う」→「接触する」というような経緯で変化していったと考えられてます。
「コンタクトレンズ」の場合は、角膜に接触(コンタクト)させて使用するレンズというように捉えることができます。
「コンタクト」の類義語
コンタクトには以下のような類義語があります。
- アプローチ:接近
- コミット:約束
「アプローチ」は「接近する」「話を持ちかける」というような意味を持っています。「コンタクト」の「連絡を取る」という意味に似ていますが、異なる点があります。
「コンタクト」はお互いが接触するのに対し、「アプローチ」は一方的に働きかける行為を指します。片方のみからの働きかけが強い場合は、「アプローチ」を使い、両方から働きかけがある場合は、「コンタクト」を使いましょう。
「コミット」は約束という意味があります。しかし、一般的な約束とは異なり、「結果が保証されていない約束」という意味を持っています。
まとめ
以上、この記事では「コンタクト」について解説しました。
英語表記 | コンタクト(contact) |
---|---|
意味 | 接点を持つこと、接触すること、コンタクトレンズの略称 |
語源 | com(一緒)とラテン語のtangere(触れる) |
類義語 | アプローチ、コミット |
「コンタクト」の意味は正しく理解できましたか。
「コンタクト」の主な意味を「接触」と覚えておくと理解しやすいでしょう。