“college” や “university” はよく会話の中で出てきますが、 “institute” という教育機関はあまり聞いたことがないですよね。
この3つの教育機関には、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、 “college” と “university” と “institute” の違いにつて解説します。
結論:違いは規模と研究分野の種類
“college” と “university” と “institute” の違いは、規模と分野の種類です。
一般的には、 “college” は、規模が小さく、1つの分野について研究している学校で、 “university” は、規模が大きく、幅広い分野の研究をしている学校で、 “institute” は、職業に直接関係のある専門的な分野を学ぶ学校です。
“college” をもっと詳しく
“college” は、規模が小さく、1つの分野について研究をしている大学で、日本でいうと単科大学にあたります。
しかし、短期大学や専門学校なども指す場合もあれば、大学の寮や学部のことを指す場合もありますし、イギリスでは、中学や高校のことを指す場合があります。
“university” をもっと詳しく
“university” は、規模が大きく、研究分野も多岐にわたる大学のことを指し、日本では総合大学にあたります。
日本では、 “university” の方が “college” よりもレベルが高いと思われている場合がありますが、レベルで区別しているのではありません。また、イギリスには、ユニバーシティ・カレッジ・オブ・ロンドンという大学もあるので、大学の固有名詞という程度で認識しておく方が良いでしょう。
“institute” をもっと詳しく
“institute” とは、仕事に直接関係のある専門分野を学ぶ学校のことで、日本でいうと、高等専門学校のようなものですが、教育機関としての “institute” を言いたい場合には、 “institute of technology” と言う方が良いです。
“institute of technology” には、MITと呼ばれるマサチューセッツ工科大学がありますが、ここの場合は特殊で、始まりは “institute of technology” だったものの、現在では有名大学に負けないほどのレベルにまで発展しました。
しかし、そのほかの “institute of technology” のレベルは学校によって大きく異なっています。
まとめ
以上、この記事では、 “college” と “university” と “institute” の違いについて解説しました。
今回解説したものについて以下にまとめたので、見てみましょう。
- “college” :規模が小さく、1つの分野について研究している学校
- “university” :規模が大きく、幅広い分野の研究をしている学校
- “institute” :職業に直接関係のある専門的な分野を学ぶ学校
今回は一般的にどういうものを指すのかを解説してきましたが、国によって異なるという点に注意して、参考にしてみてください。
余談ですが、アメリカでは、 “college” も “university” も同じ意味として使っているようで、どちらかというと “college” を使う人の方が多い印象ですが、人によっては “university” はイギリス英語のようなイメージを持つこともあるようです。