これで解決!「鉄骨」と「鉄筋」の違い

違いのギモン

「鉄骨」や「鉄筋」は建物を作るうえで必要不可欠なものです。

しかし、「鉄骨」や「鉄筋」の意味の違いを知っている人はもしかしたら少ないのではないでしょうか。

確かに言葉の響きや字面は似通っていますが、それぞれの単語が指すものは大きく異なっています。

この記事ではそんな「鉄骨」と「鉄筋」の違いについて詳しく解説していきます。

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結論:コンクリートとセットで用いられるかどうかの違い

「鉄骨」とは建造物の骨組みにする鉄材のことを指す言葉です。

それに対し、「鉄筋」とはコンクリートの建造物の中に補強として入れる鉄材のことを指します。

「鉄骨」についてもっと詳しく


「鉄骨」とは建造物を製造の際に骨組みに用いる鉄材のことを指す言葉です。そしてこの鉄骨を建造物の構造にメインに使った建造物のことを「S造(steel造)」と呼び、このS造は東京23区の建造物の20.6%を占めています。

また、この「S造」には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類が存在しています。鉄骨の厚みが6mm以上のものを「重量鉄骨造」といい、6mm未満のものを「軽量鉄骨造」と呼びます。基本的に「鉄骨造」と表記されてあれば、「重量鉄骨造」のことを指し、「軽量鉄骨造」で作られた建造物である場合は特別に「軽量鉄骨造」と表記されます。

当然のことながら、厚さのある「重量鉄骨造」の方が丈夫なので、主に高層ビルや高層マンションなどの大型建造物をつくる際に用いられ、それに対し「軽量建築物」は「重量鉄骨造」と比較すると頑丈さに欠けるので、一般の住宅や小規模の店舗などに用いられます。

この鉄骨造は後述する建築方法(「鉄筋造」「鉄筋鉄骨コンクリート造」)に比べ、コストが低いことがメリットとして挙げられます。デメリットとしては耐久性、耐火性、耐震性、防音性が劣るということが挙げられます。

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「鉄筋」についてもっと詳しく


「鉄筋」とはコンクリートの建造物の中に補強として入れる鉄材のことを指します。そして、この「コンクリート」と「鉄骨」とを組み合わせて作られた建造物の構造のことを「鉄筋コンクリート造」といいます。

この「鉄筋コンクリート造」は「RC造」とも呼ばれます。RCとは Reinforced Concrete (補強されたコンクリート)の略称です。

「鉄筋コンクリート造」は「鉄骨造」に比べ、耐久性や耐火性、遮音能力が大きく優れています。しかし、それらの特徴のため建築のコストが高く、また解体の際にもその頑丈さゆえにコストがどうしても大きくなってしまいます。

 

また、上記の「鉄骨造」と、「鉄筋コンクリート造」を組み合わせた構造が存在します。それは「鉄筋鉄骨コンクリート造」というもので、これは英語では「SRC (steal reinforced concrete)造」と呼ばれています。

中心箇所を「鉄骨造」で、その周りを「鉄筋コンクリート造」で建造することで、「鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」に比べて高い耐久性、耐火性、防音性を持たせることができます。

しかし、構造が複雑であるため、「鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」に比べてどうしてもコストが高くなってしまいます。また、この「鉄筋コンクリート造」と「鉄筋鉄骨コンクリート」の建造物は東京都23区の建造物のおよそ 59.6% を占めています。

まとめ

以上、この記事では「鉄骨」と「鉄筋」の違いについて解説しました。

  • 鉄骨:建造物を製造の際に骨組みに用いる鉄材
  • 鉄筋:「鉄筋」とはコンクリートの建造物の中に補強として入れる鉄材

両者の意味の違いをしっかりと理解し、適切に単語を使い分けていきましょう。

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