あなたに適切なのはどっち?「イヤリング」と「ピアス」の違い

違いのギモン

洋服や靴でもファッションを楽しむことができますが、耳元にアクセサリーがあると、さらにおしゃれに見えますね。

そこで気になるのは、「イヤリング」と「ピアス」の違いです。区別するポイントは、装着方法だけだと思っていませんか。

実は、両者には6つもの相違点があるのです。そこで、この記事では、「イヤリング」と「ピアス」の6つの違いを解説します。

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【1】装着方法の違い

最大の違いは、「イヤリング」は耳にはさんで装着し、「ピアス」は耳に開けた穴に針を通して装着するという点です。

「イヤリング」の装着方法

「イヤリング」は、耳たぶにはさんで装着するアクセサリーです。

装飾部分の裏に、ネジやクリップ、磁石がついているのです。多くのイヤリングはネジタイプになっています。

「ピアス」の装着方法

「ピアス」は、装飾部分の裏に針があり、その針を耳に通して装着します。

このため、ピアスを身に付けるためには、あらかじめ耳たぶに穴が開いていなければいけません。ピアスの針を通すための穴を「ピアスホール」といいます。

 

ピアスホールを開けるためには、2つの方法があります。1つ目は、ピアッサーを使って自分で穴をあけるというものです。

ピアッサーとは、耳に穴を開けるための道具です。ピアスホールを作りたい箇所にペンで印をつけたあと、ピアッサーを耳たぶに挟んで穴を貫通させ、耳を消毒します。

しかし、自分で穴をあけることで、思わぬ皮膚のトラブルが起きる危険もあります。そこで、ピアスホールをあける2つ目の方法として、病院に行くというものがあります。

耳鼻咽喉科や皮膚科などで、ピアスの穴をあける処置を行っているところがあります。ただし、どの病院でも対応しているわけではないので、事前に確認が必要です。

【2】値段の違い

イヤリングは装飾部分の裏に、耳たぶに挟むための部品がつけられています。この部品を「イヤリングポスト」といいます。

つまり、1つのイヤリングを作るためには、装飾部分だけでなく、イヤリングポストも作らなければなりませんから、イヤリングを製作するためのコストはかさみます。

一方、「ピアス」は、装飾部分の裏に針を付ければ完成します。ですから、製作費用はイヤリングよりも安くなります。

このように、製作コストは、「イヤリング」が高く、「ピアス」が安いという相違点があります。このため、店頭でも、「イヤリング」のほうが「ピアス」よりも高価な値段で販売されています。

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【3】デザインの幅の違い

「イヤリング」は、装飾部分の裏にイヤリングポストをつけなければならないという制限があるため、デザインの種類も限られます。ですから、お店に置いてある数も少ないのです。

一方、「ピアス」は、装飾部分の裏に針を付ければ良いので、デザインの幅が効きます。このため、お店でもピアスの取扱は多数あります。

つまり、「イヤリング」よりも「ピアス」のほうがデザインが豊富で、店頭にもたくさん並んでいるのです。アクセサリー屋さんで、「イヤリング」よりも「ピアス」のほうが何倍も多く売られているのを見て驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

なお、この傾向には、製作コストも影響しているといえます。

前項で述べたように、「イヤリング」よりも「ピアス」のほうが安い値段で作ることができるので、たくさん製造することが可能ですね。だからこそ、お店には「ピアス」のほうがたくさん陳列してあるという見方もできるのです。

【4】付ける場所の違い

「イヤリング」は構造上、耳たぶにしかつけることができないアクセサリーです。

しかし、「ピアス」は、ピアスホールさえ開いていれば、体のあらゆる部分に付けることができます。たとえば、ひとくちに耳といっても、耳たぶだけでなく、耳の軟骨にも装着することができます。

また、へそピアス、鼻ピアスなどもありますね。このように、「イヤリング」は耳だけに、「ピアス」は体の様々な部分に装着することができるのです。

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【5】対象年齢の違い

「イヤリング」は耳たぶにはさむだけで装着できますから、子どもでも安心して使うとことができますね。

一方、「ピアス」を付けるためには、装着したい部分に穴を開けなければなりません。皮膚に穴を開けるという行為は、子どもには危険ですね。

また、小学校・中学校はもちろん、多くの高校でも、校則でピアスの使用が禁止されています。ですから、風紀の観点から見ても、子どもが「ピアス」を身に付けることは難しいのです。

 

つまり、「イヤリング」は子どもから大人まで使うことができ、「ピアス」は一般的には大人が使うことができるものなのです。

ただし、この傾向はあくまでも日本のものです。海外では、子どものうちからピアスを使うことが咎められない国もあります。

【6】リスクの違い

「イヤリング」と「ピアス」には、それぞれ異なるリスクがあります。

「イヤリング」のリスク

イヤリングには2つのリスクがあります。1つ目は、装着時に耳たぶが痛くなることがあるということです。

特に、重いイヤリングを長時間付けていると、耳が疲れてしまうことがあります。また、ネジタイプのイヤリングも、耳たぶへの締め付けが強いため、痛みをともなう場合があります。

2つ目は、装着しているときに、知らない間に紛失してしまう恐れがあるということです。イヤリングは耳たぶに挟んでいるだけで装着できるぶん、しっかりと装着されていなければ、些細な振動で外れてしまう可能性があります。

イヤリングは小さいので、道に落ちても音がしません。ですから、耳たぶから外れたイヤリングを落としても、気づかないままでいることが多いのです。

「ピアス」のリスク

「ピアス」には、「イヤリング」とは異なるリスクが2つあります。

1つ目は、ピアスホールの管理を怠ると耳にトラブルが起きるという点です。

ピアスホールを開けたあと、ピアスを身に付けない期間が長く続くと、穴が塞がってしまいます。ですから、高い頻度でピアスを付け続けなければなりません。ただし、耳の軟膏に開けた穴は塞がることはありません。

また、ピアスの消毒を怠ったり、汚れた手でピアスがついた耳を触ったり、他人のピアスを付けたりすると、ピアスホールが化膿(かのう)することがあります。この場合、病院で診察を受ける必要があります。

 

2つ目のリスクは、金属アレルギーを起こす危険性があるということです。

ピアスは、直に皮膚を通るアクセサリーです。このため、皮膚が敏感な人は、ピアスの金属にアレルギー反応を起こす恐れがあるのです。

つまり、「イヤリング」は耳たぶにはさむ構造だからこそ痛みや紛失のリスクがあり、「ピアス」は穴に装着する仕組みだからこそ皮膚に負担が起きやすいのです。

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補足1:「イヤリング」と「ピアス」の英語表記について解説


ところで、「イヤリング」と「ピアス」は英語でどのように表現するのか、気になりませんか。実は、そのまま「イヤリング」「ピアス」というだけでは、英語では通じないのです。

「イヤリング」は、英語で “clipped on earings” 、「ピアス」は “earings” または “pierced earings” といいます。ですから、「イヤリング」と言うと、英語のネイティブは「ピアス」だと受け取る可能性があるのです。

 

また、英語では “earings” と複数形になっているのもおもしろいですね。

耳は2つありますから、両耳につけるには、耳飾りは2つ必要です。英語には、そのことが忠実に反映されているのです。

このように、「イヤリング」と「ピアス」はどちらも和製英語といえます。

補足2:「ノンホールピアス」について解説


近年人気を博しているのが、「ノンホールピアス」という耳飾りです。

「ノンホールピアス」とは、耳にはさんで装着する構造であるものの、はさむ部分が透明になっているアクセサリーです。つまり、「イヤリング」の形をしているけれども、「ピアス」のように見えるのです。

透明になっている部分には、「ピアスのように見える」ということのほかにもメリットがあります。それは、樹脂を使っているため、金属アレルギーの人も安心して付けることができるということです。

また、一般的なイヤリングのような締め付けがないという特徴もあります。

このように、「ノンホールピアス」は、 “耳を強く挟みたくない” というイヤリング使用者の悩みと、 “金属アレルギーを起こしてしまう” “ピアスをつける感覚を楽しみたいが、校則で禁じられている” というピアス利用者の悩みを一挙に解決するアイテムといえます。

 

しかし、「ノンホールピアス」には、耳にはさむときに調節ができないというデメリットもあります。

「イヤリング」ならば、イヤリングが落ちないようにネジを絞めたり、締め付けの痛みが生じないようにネジを緩めたりすることができます。しかし「ノンホールピアス」は、透明な樹脂部分を耳たぶにはめ込むことしかできず、調整の余地がありません。

このため、耳たぶが薄い人が「ノンホールピアス」をつけると、すぐに取れてしまう場合があります。また、耳たぶが厚い人は、「ノンホールピアス」が耳たぶにうまくはさめない可能性があるのです。

ですから、「ノンホールピアス」を購入するときには、店員さんに相談しましょう。試着ができるようであれば、事前に「ノンホールピアス」が自分の耳に合っているかどうか確認することが大切です。

まとめ

以上、この記事では、「イヤリング」と「ピアス」の6つの違いについて解説しました。最後に、両者の違いについて表でおさらいしましょう。

イヤリングピアス
装着方法 耳たぶにはさむ 皮膚に開けた穴に付ける
値段 高い 安い
種類 少ない 多い
付ける場所 耳たぶのみ 体のあらゆる部分
対象年齢 子どもから大人まで 大人のみ
リスク 紛失しやすい、耳たぶが痛くなる ピアスホールに菌が入る、金属アレルギーを起こす

装着方法が違うからこそ、構造、値段、デザイン、リスクも異なってくるのですね。

「イヤリング」と「ピアス」にはそれぞれメリット・デメリットがありますから、自分の好みや体質に合った方をつけて、耳元のおしゃれを楽しみましょう。

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