思いのほか違う!「利発」と「聡明」の違いについて解説!

違いのギモン

頭がいい人のことを「賢い」と言い表します。しかし、「賢い」という言葉を細かく分類すると、「利発」や「聡明」など様々な言葉があり、そうした単語の意味の違いは非常に分かりにくいものです。

他人を褒める際にも、どのように言い表すのが一番よいのか迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。

今回は、「利発」と「聡明」の違いについて解説していきます。

結論:指している人物像が違う

利発とは、才能や知識があって頭の回転が速い人のことを指します。

それに対して聡明は、物事の理解が早く賢い人、知識があるさまのことを指します。

「利発」をもっと詳しく


利発は、才能や知識があって頭の回転が速いこと、賢いことです。

利発という言葉は、「利口発明」という意味です。ここでの「発明」は、何かを開発するという意味ではなく、「賢い」の古風な意味として用いられています。

利発は、子供に対して「その年齢にしては賢い」という意味で多く用いられています。

 

さらに、利発には頭の良さを直接言い表す意味以外にも、「役に立つ、有益である」という意味もあります。このように、利発には様々な意味があります。

「利発」の使い方の例

「利発」は、以下のように使うことができます。

  1. 彼女は利発であるため、将来は研究者が向いているだろう。
  2. まだ5歳なのに、とても利発な少年だ。
①の例文では、才能や知識が備わっている様子を言い表す言葉として「利発」が使われています。

②の例文では、5歳なのにも関わらず賢いということを言い表すために、「利発」が用いられています。

「聡明」をもっと詳しく


聡明は、賢い上に特に物事の理解が速かったり、判断力に優れていたりする人のことを表します。

聡明の「聡」という字には、「耳がよく聞こえているさま」という意味があります。また、「明」の方には、「目がよく見えているさま」という意味があります。

これらの意味から、目や耳で素早くかつ漏れなく情報を受け取ることができ、そこから最適な判断や先を見通した判断が出来る人のことを表すのです。

また、聡明な人は判断力に優れていることなどから、人格も優れていると考えられる場合が多いです。

具体的には、状況の判断が出来ることから周囲への配慮が出来る、じっくり考えてから行動することが出来る、穏やかであるといったものが挙げられます。

「聡明」の使い方の例

「聡明」は、以下のように使うことができます。

  1. この問題の意図を理解するなんて、君は本当に聡明だ。
  2. あのときの君の判断は、まさに聡明であった。
①の例文では、理解力があって賢いということを言い表すために、「聡明」が使われています。

②の例文では、判断力が備わっていて賢いということを指し示すために、「聡明」が用いられています。

「利発」と「聡明」の英語の違い

英語にも、賢いさまを表す単語は多く存在します。その中で、利発な様子を表す単語としては、cleverが主に使われます。この単語は、主に「頭がよい、要領がよいさま」を表すものとして使われています。

それに対して、聡明な様子を表す単語としては、intelligentが挙げられます。この単語は、主に「理解力がある、物事をよく考えられるさま」を表す単語として使われます。

このように、英単語に直した場合でもこの2つの言葉には違いがあります。

まとめ

以上、この記事では、「利発」と「聡明」の違いについて解説しました。

  • 利発:賢い上に行動力も備わっている人を指す言葉
  • 聡明:賢くて判断力が優れている人を指す言葉
このように、利発と聡明では指し示す対象が微妙に異なっています。上手に使い分けが出来るようになることで、より一層利発で聡明な人間に近づけるかもしれません。