「クリアランス」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「クリアランス」です。
「クリアランス」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「クリアランス」の意味をスッキリ理解!

クリアランス(clearance):一掃して片づけること。寸法的なゆとりのこと。

「クリアランス」の意味を詳しく

「クリアランス」とは、一掃して片づけること、寸法的なゆとりのことです。

「寸法的なゆとり」という意味の「クリアランス」は、主に工業の分野で使われます。具体的には以下のふたつのような「隙間」「ゆとり」のことを指します。

  • 金型に用いられる工具間の隙間
  • 機械の可動部における隙間

「金型に用いられる工具間の隙間」の意味

物質に大きな力を加えて形を変化させることを塑性加工(そせいかこう)と言います。塑性加工には、材料となる物質をプレスして変形させる方法があります。

プレスするのに使うのが、変形させたい形にかたどった金型です。金型はふたつに分かれており、一方にはでっぱりが、もう一方にはそのでっぱりが収まる凹みがあります。

この凹みのことを「クリアランス」と呼びます。

「機械の可動部における隙間」の意味

さまざまな部品が使われている複雑な機械では、それぞれの部品が動いたときにも干渉しあわないように、隙間が設けられています。

この隙間のことを「クリアランス」と言います。

また、潤滑油が機械の中にきちんと入るように設けられている間隔のことも「クリアランス」と呼ぶことがあります。

 

「クリアランス」の一般的な意味は上のふたつですが、その他の分野で使われることもあります。

具体的には以下のふたつの分野です。

  • 医療
  • 輸送

それぞれの分野での意味を見ていきましょう。

医療における「クリアランス」の意味

医療において「クリアランス」とは、「腎臓などによる排泄能力の大きさ」のことを表しています。

腎臓には、「血液をろ過する」という機能があり、そのろ過の能力の大きさのことを「クリアランス」と言うのです。

輸送における「クリアランス」の意味

輸送の分野において「クリアランス」は以下のような4つの意味を持ちます。

  • 手形交換
  • 通関手続き
  • 出港許可
  • 航空機の着陸許可

「手形交換」とは、主に個人や企業が出した小切手や手形を金融機関同士が相互に決済するための制度のことです。複数の金融機関が定まった時刻に定まった場所に集合して、手形や小切手等を交換し、その受払差額を計算することで手形の決済を行います。

また、「通関手続き」とは、貨物を輸出入するときに必要な手続きのことです。

具体的には、税関官署に対して貨物の品名や種類、数量、価格などを申告し、必要な検査を受けた後に、輸入の場合は関税など必要な税金を納付させ、税関から輸出入の許可を受けるという手続きです。

「クリアランス」の使い方

「クリアランス」には以下のような使い方があります。

  1. クリアランスセールで店が混雑している。
  2. 組み立て時には、2センチのクリアランスを確保してください。

➊の「クリアランス」は、「一掃する」という意味で使われています。「クリアランスセール」とは、デパートなどで行われるバーゲンのことです。

➋の「クリアランス」は、「隙間」という意味で使われています。

「クリアランス」の語源

「クリアランス」の語源は英語の “clearance” です。

英語の “clearance” の意味は主に以下の4つがあります。

  • 片付け
  • 在庫一掃
  • 通関手続き
  • 決済

カタカナ語の「クリアランス」と、同じ意味で使われていることがわかります。

「クリアランス」の類義語

「クリアランス」には以下のような類義語があります。

  • 在庫処分

まとめ

以上、この記事では「クリアランス」について解説しました。

英語表記クリアランス(clearance)
意味一掃して片づけること。寸法的なゆとりのこと。
語源「片づけ」という意味の英単語“clearance”
類義語在庫処分

「クリアランス」の意味は、使われる場面によって異なるので注意が必要です。