「アコースティックギター」は私たちにとって、とても身近な楽器ですが、「クラシックギター」は知らないという人も多いかもしれません。
私も高校生のときにギターを始めるまでは、この2つがどう違うのか知りませんでした。この記事では、「クラシックギター」と「アコースティックギター」の4つの違いについて解説します。
【1】弦の違い
「クラッシックギター」の弦
「クラシックギター」の弦はナイロンでできているので、柔らかい音が特徴です。
ナイロンの弦は温度の影響を受けやすく、温度が高いと音も高くなり、温度が低いと音も低くなり、特に太い弦のほうが影響を受けやすいです。
「アコースティックギター」の弦
「アコースティックギター」の弦はスチールでできていて、「クラシックギター」よりも力強い音が特徴です。
【2】ネックの違い
まず初めにネックとは、上の画像のようなギターの細くなっている部分のことです。
「クラシックギター」のネックは太いので、指の短い人や手の小さい人には弾きにくいです。
一方で、「アコースティックギター」のネックは「クラシックギター」よりも細く、上の画像も「アコースティックギター」のネックです。
【3】音の大きさの違い
「クラシックギター」の音の大きさ
「クラシックギター」は音が小さく、広い場所で演奏するときは聞こえなくなってしまうので、マイクが必要です。
「アコースティックギター」の音の大きさ
「アコースティックギター」は、アンプという音を大きくするための機械が必要なく、ある程度の音量が出るので、教室くらいの広さであれば問題なく聞こえます。
【4】曲のジャンルの違い
「クラシックギター」の曲のジャンル
「クラシックギター」は、その名の通り基本的にクラシックの曲を弾くためのギターで、伴奏としてではなく、ギターソロとして使われるので、1つ1つの音を鳴らす弾き方になります。
また、学校の音楽の授業のギターは「クラシックギター」であることが多いです。
「アコースティックギター」の曲のジャンル
「アコースティックギター」は、幅広いジャンルで使えますが、主にポップスの曲を弾くためのギターで、弾き語りや路上ライブでよく使われます。「クラシックギター」と違い、伴奏としてかき鳴らすような感じで弾きます。
まとめ
以上、この記事では、「クラシックギター」と「アコースティックギター」の4つの違いについて解説しました。
クラシックギター | アコースティックギター | |
---|---|---|
弦 | ナイロン | スチール |
ネックの太さ | 太い | 細い |
音の大きさ | 小さい | 大きい |
曲のジャンル | クラシック | 主にポップス |
どのジャンルの曲を弾きたいかによって、ギターの種類も変わってくるので、ギターを始めてみたいと考えている人は参考にしてみてください。