「仲裁(ちゅうさい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「仲裁(ちゅうさい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「仲裁」の意味をスッキリ理解!

仲裁(ちゅうさい):争う人と人との間に入り、さばいて仲直りをさせること

「仲裁」の意味を詳しく

「仲裁」とは、争う人と人との間に入り、さばいて仲直りをさせることです。

「仲」という字には「人と人との間」「なかだち」という意味があります。

また、「裁」という字には「さばく」「物事の是非や良し悪しを判断する」という意味があります。

これらの意味が組み合わさり、「人と人との間に入り、さばく」という意味になるのです。

「仲裁」には日常生活で使われる、「人と人の仲をとりもつ」という意味の他に、次のような意味もあります。

  1. 紛争中の当事者・当事国同士の合意により、第三者の判断のもとで紛争を終わらせること
  2. 労働争議の際、労働委員会の中に設置した仲裁委員会が、仲裁裁定によって争議の解決を試みること

どちらも複雑な仕組みですが、「争いのある当事者同士ではなく、関係のない第三者が問題を解決する」という点で共通します。

基本的な意味を押さえておきましょう。

「仲裁」の使い方

  1. 母と姉が口論になり、見かねた父が仲裁に入った。
  2. A君とB君の間で喧嘩になったが、最終的には先生の仲裁にどちらも納得していた。

上記の例文のように、「仲裁」は対立する二者の間に誰かが介入した場面で使われます。

①の例文では、「母」と「姉」の口論を止めるために、「父」が間に入ったことを「仲裁」と表現しています。

②の例文では、「A君」と「B君」の間の争いについて、「先生」が解決した様子を「仲裁」と表現しています。

「仲裁」の類義語

仲裁には以下のような類義語があります。

  • 調停:対立する者同士の間に入って争いを止めること
  • 取りなす:対立する者同士の間に入り、その場をうまくまとめること

「仲裁」も「調停」も、「争い合う二つの立場の間に入り、問題を解決する」という意味が共通します。

「仲裁」は、当事者同士や片方の立場が納得していない場合でも、半強制的に善悪の判断を下す場合に使われます。

それに対し、「調停」は双方の合意のもとで、円満に問題を解決させる場合に使います。

 

「取りなす」も「調停」に近い意味を持つ言葉です。

「取りなす」の場合には、間に入る人や国・機関などが、その場をうまくまとめていくというニュアンスなります。その場の機転や、双方の利益になるような交渉により、関係を良好にするという印象を与える言葉です。

それぞれの言葉で少しニュアンスが変わるので、しっかりと違いを覚えて使い分けましょう。

「仲裁」の英語訳

仲裁を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • arbitration
    (仲裁)
  • make up
    (取りなす)

arbitrationは、「仲裁」という意味の英単語です。「調停」という意味でも使われます。日常的ないざこざではなく、正式な手続きを踏んだ「仲裁」の場合に使われます。

一方、「日常的な争いを仲裁する」というニュアンスで使いたい場合には、 “make up(取りなす)” が自然な表現になります。また、 “make up” は、「仲直りをする」という自発的な和解の場合にも使えます。

まとめ

以上、この記事では「仲裁」について解説しました。

読み方仲裁(ちゅうさい)
意味争う人と人との間に入り、さばいて仲直りをさせること
類義語仲裁、取りなす
英語訳arbitration(仲裁)

人間はさまざまな意見を持つ生き物であり、立場や考えの違う人同士での争いは避けられないものです。

うまく「仲裁」してお互い気持ちよく過ごしていきたいものですね。