「チョコレート」と「ココア」の違いは?作り方や成分について解説

違いのギモン

チョコレートとココアには、作り方など3つの違いがあります。

ダイエット中など、どちらを口にするか迷う人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、チョコレートとココアの違いについて解説します。

☆「チョコレート」「ココア」の違いをざっくり言うと……

チョコレートココア
作り方カカオマスにカカオバターや砂糖、粉乳を加えて固形にするカカオマスからカカオバターを取り除いてパウダー状にする
カロリー100g当たり約550~600kcal100g当たり約360kcal
主な成分タンパク質、ナトリウム、食物繊維カリウム、マグネシウム、カルシウム

【結論】「チョコレート」と「ココア」の3つの違い

チョコレートとココアには以下のような3つの違いがあります。

チョコレートココア
作り方カカオマスにカカオバターや砂糖、粉乳を加えて固形にするカカオマスからカカオバターを取り除いてパウダー状にする
カロリー100g当たり約550~600kcal100g当たり約360kcal
主な成分タンパク質、ナトリウム、食物繊維カリウム、マグネシウム、カルシウム

これから、それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

【1】作り方の違い

ココアは、カカオマスから脂肪分(カカオバター)を取り除き、粉々に砕いたものです。

チョコレートは、カカオマスにカカオバターを練りこみ、砂糖、粉乳、香料などの材料を加えて固めたものです。

チョコレートとココアの作り方(共通部分)

チョコレートとココアは同じカカオ豆からできていて、途中までは製法も同じです。

カカオ豆はカカオポッドと呼ばれる実の中に入っており、白い果肉で覆われています。

身から取り出したカカオ豆を発酵させると、独特の芳醇な香りを発します。

その後、カカオ豆を砕いて皮などを取り除き、炒って味を引き出します。

それをすりつぶしたものがカカオマスです。

ここまでの製法は、チョコレートとココアも同様です。

チョコレートの作り方

カカオ豆を発酵・乾燥させた後、加熱して砕いて胚乳(カカオニブ)だけにします。

焙煎したカカオニブをすり潰して脂肪分(カカオバター)を分離させると、ペースト状のカカオマスになります。

カカオマスにカカオバターを練りこみ、砂糖、粉乳、香料などの材料を加えて固めたものがチョコレートです。

ココアの作り方

ココアは、カカオマスからカカオバターを取り除き、粉々に砕いたものです。

チョコレートはそのまま食べられるものですが、ココアは砂糖等が入っていないため、お菓子や飲み物のトッピングに使われたりします。

ココアに砂糖や粉乳を加えて簡単に飲みやすくなるようにしたものを、調整ココアと言います。

【2】カロリーの違い

チョコレートのカロリーは、100g当たり約550~600kcalです。

ココアのカロリーは、100g当たり約360kcalです。

チョコレートのカロリー

チョコレートのカロリーは、100g当たり約550~600kcalです。

チョコレートはカカオバターや砂糖などが添加されており、ココアよりもカロリーが高いのが特徴です。

ココアのカロリー

ココアのカロリーは、100g当たり約360kcalとチョコレートよりも低めです。

ダイエット中にどうしてもチョコレートを食べたくなってしまった場合には、ココアを水で薄めたりして飲むと良いでしょう。

【3】成分の違い

チョコレートとココアの100g当たりの成分表は以下の通りです。

成分チョコレートココア
タンパク質6.9g18.5g
脂質34.1g21.6g
ナトリウム64mg16mg
カリウム440mg2800mg
カルシウム240mg140mg
マグネシウム74mg440mg
2.4mg14mg
亜鉛0.55mg7mg
食物繊維総量3.9g23.9g
ポリフェノール0.7g4.1g

チョコレートの成分

チョコレートはカカオバターが入っている分、脂質が100g当たり34.1gと、ココアと比べて高くなっています。

一方でナトリウムはココアの4倍含まれているため、ミネラル不足の人は必見です。

ココアの成分

総合的に見て、チョコレートよりもココアの方が100g当たりに含まれる栄養分は多いと言えるでしょう。

マグネシウムやカリウムはチョコレートの約6倍で、亜鉛にいたってはチョコレートの12倍も含まれています。

補足:ココアとチョコレートの歴史

ココアとチョコレートの歴史をご紹介します。

ココアの歴史

チョコレートの原料であるカカオ豆の原産地は、ブラジルのアマゾン川流域、またはベネズエラのオリノコ川流域と言われています。

当初、人々は他の果物と同様カカオの果実を食べていたと考えられています。

ところが種であるカカオ豆に偶然火が加わったことにより、カカオ豆の香りと味の良さが明らかになります。

その後、カカオ豆を焼いてすりつぶして飲用するようになりました。

 

中南米に広まったカカオ豆をヨーロッパに広めたのは、コルテスというスペインの貴族です。

1519年にアステカ(メキシコ)に出向いたコルテスは、ショコラトルという飲み物と出会います。

これがコルテスのチョコレート発見です。

 

そしてコルテスはスペインにショコラトルを持ち帰りました。

その後、バニラと砂糖を加えたココアが親しまれるようになりました。

チョコレートの歴史

チョコレートは、ココアの後に誕生しました。

ココアにココアバターを加えると、苦味が少なくなって、さらにより多くの砂糖を溶かすことが可能となりました。

こうしてチョコレートは生まれたのです。

補足:ホットチョコレートとココアの違い

ホットチョコレートは、チョコレートを温めた牛乳などでのばした飲み物です。

ココアは、パウダー状のココアをお湯や牛乳に溶かした飲み物です。

しかし、ココアから作るものもホットチョコレートと呼ばれることがあり、両者に厳密な違いはありません。

補足:ビターチョコレートとミルクチョコレートの違い

ビターチョコレートとミルクチョコレートの違いをご紹介します。

ビターチョコレート

乳製品などのミルクが入らず、かつカカオマスが40~60%のチョコレートのことをビターチョコレートと言います。

ただし、ミルクが少し入ったチョコレートもビターチョコレートという場合もあります。

ミルクチョコレート

全脂粉乳や脱脂粉乳、クリーム粉乳などの乳製品が入ったチョコレートをミルクチョコレートと言います。

一般的なチョコレートは基本的に乳製品を使用しているため、多くののチョコレートはミルクチョコレートに分類されます。

「チョコレート」と「ココア」の違いのまとめ

以上、この記事では、チョコレートとココアの3つの違いについて解説しました。

チョコレートココア
作り方カカオマスにカカオバターや砂糖、粉乳を加えて固形にするカカオマスからカカオバターを取り除いてパウダー状にする
カロリー100g当たり約550~600kcal100g当たり約360kcal
主な成分タンパク質、ナトリウム、食物繊維カリウム、マグネシウム、カルシウム

チョコレートとココアは、大きな違いはないものの成分やカロリーに違いがあることが分かりました。

どちらを選ぶか迷ったときは、この記事を参考にしてみて下さい。

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