「知見(ちけん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「知見(ちけん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「知見」の意味をスッキリ理解!

知見(ちけん):見て知ること。また、実際に経験して得た知識。

「知見」の意味を詳しく

「知見」とは、字の通り「見て知ること」という意味と、「実際に経験して得た知識」という意味があります。「知見」には、前提として「実際に経験をする」という過程が含まれています。

似た熟語に「知識」がありますが、こちらは「知っていること」に焦点が当たっています。「経験を通して得た」というニュアンスが含まれていない点で、「知見」と「知識」は異なります。

また、「知見」は仏教用語としても使われます。この場合、「仏の悟りの力によって、正しい認識をすることができる」という意味です。

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「知見」の使い方

  1. 海外留学の経験により、国際情勢の知見を深めることができた。
  2. 日本で育ったA先生と、アメリカで育ったB先生の知見は異なっている。
  3. 彼は、毎日必ず新聞を読むという習慣によって、知見を広めた。

❶の「知見を深める」は、「経験を通して、知識を深める」という意味です。❸の「知見を広めた」も、近い意味で使われています。「知見」の意味に含まれる経験とは、人づてに何かを教わったり、本を読んで知識を深めることも意味します。

❷の「知見」は、「経験して得た知識」という意味で使われています。

「知見」の類義語

知見には以下のような類義語があります。

  • 見聞(けんぶん):実際に見たり聞いたりすること
  • 見識(けんしき):本質を見る優れた判断力
  • 学識(がくしき):学問を通して得た高い知識
  • 私見(しけん):個人の考えや意見
  • 所見(しょけん):見た上での見解や判断

「見聞」「所見」「学識」「私見」は、「経験して得た知識」に近い意味で使われる熟語です。「私見」は、「個人が自ら経験して形成した考えや意見」であるという点で、「知見」の類義語となります。

「見識」は、仏教語としての「知見」の類義語として使われます。

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「知見」の対義語

知見には以下のような対義語があります。

  • 無知(むち):知識がないこと
  • 無学(むがく):学問・知識のないこと
  • 迷妄(めいもう):物事の道理を知らず、考えが誤っていること

「知見」の英語訳

知見を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • knowledge
    (知識)
  • finding
    (知見)
  • insight
    (洞察)

“knowledge” は非常に広い意味で「知識」と訳します。見解・学識・私見などをまとめて “knowledge” と英訳することができます。

「知見」に最も近い意味の単語が、 “finding” です。動詞の “find” は「見つける」という意味であるため、 “finding” には「実際に見て発見したもの」というニュアンスが含まれます。この場合、名詞として使われていることに注意しましょう。

また、”finding” は文脈によって意味が変わるため、注意が必要です。以下、”finding” を用いた二つの英文です。

  1. He announced his finding at the conference.(彼は自身の知見を会議で発表した)
  2. It was tough finding the new place.(新しい部屋を探すのは大変だった)

①では、「知見」という名詞として “finding” が使われています。一方、②では「探すこと」という動名詞として使われ、「知見」という意味は持ちません。動名詞と名詞を混同してしまわないよう注意しましょう。

仏教語の「知見」を英訳すると “insight” になります。 “insight” には「物事をの真相を見抜く力」「洞察力」という意味があります。仏教の要素はありませんが、英訳としては適切です。

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まとめ

以上、この記事では「知見」について解説しました。

読み方知見(ちけん)
意味見て知ること。また、実際に経験して得た知識。
類義語見聞、見識、学識など
対義語無知、無学、迷妄など
英語訳knowledge(知識)

「知見」は、ビジネスやきちんとした場で使われる熟語です。日常生活では使わなくても、意味を知っておくことで、いざという時に役に立ちます。ぜひ覚えてみましょう。

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