「チャーター」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「チャーター」です。

「チャーター」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。

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「チャーター」とは?

チャーター(charter):車両などを貸し切ること。また、設立許可証のこと。または、憲章(けんしょう)のこと。

「チャーター」の意味を詳しく

「チャーター」とは、「貸し切る」「設立許可証」「宣言」を意味するカタカナ語です。

チャーターとは、一般的に「バスや飛行機、トラックなどを貸し切り、人やものを運搬すること」を指します。

また、必ずしも日常的に用いられている訳ではありませんが、チャーターには「創立許可証」「宣言」という意味も含まれています。「チャーター」の 3つの意味について、それぞれ掘り下げてみましょう。

「貸し切る」という意味

「貸し切り」という意味で用いる「チャーター」は、日本語では「専属輸送」と言います。具体的には、飛行機やバス、トラックや船などを貸し切り、人や物を目的地まで輸送することを指す言葉です。

 

一般的に、「チャーター」といって広く連想されるのが公共交通機関の貸切ではないでしょうか。

特に、旅行会社のツアーでは、「チャーター便で行く〇〇(場所の名前)」といった商品が多く並んでいます。多くの場合、この行き先は直行便の飛んでない地域です。

また、修学旅行の際にバスや新幹線を貸し切って移動した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。これもまた「チャーター」に該当します。

このように、チャーターは大量の人数で一度に目的地まで移動したい場合や、本来ならどこかを経由しなくてはならない目的地に直接赴く際などに用いられることが多いという特徴があります。

 

また、似たような意味の言葉に「レンタル」があります。

チャーターは「運転手つきで乗り物を貸し切る」ことを指します。一方で、「レンタル」は「乗り物だけ」を借りることを指すという違いがあることに注意が必要です。

 

「設立許可証」という意味

法人や団体などが、新たに団体を創設することのできる権利や許可のこともまた、「チャーター」と言います。

この意味では、たとえば「チャータースクール」という言葉があります。民間が運営することを許可された公立学校のことです。「チャータースクール」は、1990年代からアメリカで増えつつある、学校設立における新しい取り組みです。

まず、地域住民や保護者などの民間人が、希望する学校像を思い描き、公的機関に設立の申請をします。認可されれば、設立許可証(チャーター)を受理し、公的資金の援助を受けて学校を設立することができます。

 

また、団体や教会の設立に携わったメンバーのことを「チャーターメンバー」と言います。

このように、「チャーター」という言葉を、「設立許可証」という意味でも用いることができます。

「憲章」という意味

チャーターは「憲章」という意味で用いられることがあります。憲章とは、重要かつ根本的な事柄を事前に文章にして定めた取り決めのことです。

たとえば、国際連合の設立の際に定められた、国連憲章を英語に直すと、Charter of the United Nation になります。

日本語でも、「プロジェクトチャーター」という言葉があります。これは、プロジェクト立ち上げの際に策定する、目的や条件、内容などを明確に定義した文章のことです。

このように、「チャーター」という言葉を「憲章」という意味でも用いることができます。

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「チャーター」の使い方

  1. メジャーリーグに挑戦するあの投手は、アメリカに移籍する際に飛行機をチャーターした。
  2. 日本でもチャータースクールを設立しようという動きがある。
  3. プロジェクトチャーターをきちんと定めてから、企画を始めた。

このように、「チャーター」は意味によって使い方が異なります。

①の文では、「貸し切る」という意味で用いられています。「貸し切る」という意味の場合、「チャーター」という言葉単体、または「チャーターする」というように、後ろに動詞をつける場合が多いです。

②では、「創設許可証」という意味で用いられています。また、③では、「憲章」という意味で使われています。①の文章と異なり、これらの使い方では、「チャーター」という言葉単体、または後ろに名詞をつけることが多いです。

「チャーター」の語源

チャーターの語源は中世ラテン語の “carta-partita” です。

carta-partita は、「分割された紙」という意味の中世ラテン語です。

中世の時代は、海上貿易が盛んに行われていました。しかし、当時の航海は命がけのものであり、たとえ契約を結んでも、契約を結んだ当事者のうちの誰かが航海中に死んでしまうことが頻繁に起こっていました。

そのため、海上貿易の際には、契約事項を1枚の紙に書き下し、契約当事者の人数分に破り、それぞれが保管する方法が発案されました。これは、契約当事者のうち誰かが、不幸にも命を落としたとしても、契約が結ばれていたことを簡単に確認できるようにするためです。

 

この、 “carta-partita” は後に英語の charter party という言葉に変化します。charter party とは大量輸送に際して、船を一定期間借りる契約のことです。

そして次第に、 charter party の charter だけでも「船を借りる」という意味で用いられるようになりました。

このようにして、charterという言葉は現在の意味で用いられるようになったのです。

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まとめ

以上、この記事では「チャーター」について解説しました。

英語表記チャーター(charter)
意味車両などを貸し切ること。また、設立許可証のこと。または、憲章のこと。
語源ラテン語の carta-partita

飛行機をチャーターするには莫大なお金がかかります。たとえば、東京からホノルル(ハワイ州)に行くために自分で飛行機をチャーターする場合、その価格は約2000万円です。

なかなかチャーターに踏み切ることは難しいですが、いつか余裕があるときに、一度でいいから飛行機をチャーターしてみたいですね。また、「設立許可証」や「憲章」という意味もあわせて覚えておきましょう。

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