「ケーススタディ」の意味とは?使い方から英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ケーススタディ」です。

「ケーススタディ」の意味・使い方・具体的な手順についてわかりやすく解説します。

☆「ケーススタディ」をざっくり言うと……

英語表記ケーススタディ(case study)
意味事例を分析し、一般的法則や原理を引き出す研究法
ケーススタディ」の具体的な手順具体的な手順について解説

「ケーススタディ」の意味をスッキリ理解!

ケーススタディ(case study):事例を分析し、一般的法則や原理を引き出す研究法

「ケーススタディ」の意味を詳しく

「ケーススタディ」とは、実際に起こった事例を分析し、問題解決に必要な法則や原理を引き出す研究法ことです。

「ケーススタディ」は英語の、「case study」がカタカナ語になったものです。「case」と「study」 にはそれぞれ以下のような意味があります。

  • case:事例、事実、境遇、(人生をめぐる)問題
  • study:勉強、学問、研究、調査

このようなの意味が組み合わさることで、「case study」は「事例を研究すること」という意味を持つようになりました。

「ケーススタディ」をおこなう目的

「ケーススタディ」は過去の事例を調査・分析し背後に潜む法則性や教訓を学ぼうとする取り組みです。

過去におこった事例の疑似体験をすることによって、今後起こりうる事象に対して備えることが出来ます。また、対応策を検討するための時間短縮につなげるなど、新しいアイデアを得ることにも活用されます。

このように、ケーススタディは単に過去の事例をなぞるのではなく、新たな課題に対する応用力獲得を目的としているという点が重要です。

「ケーススタディ」の使い方

  1. ケーススタディを利用して、この問題を解いてみよう。
  2. 最近では、研修でケーススタディを行う企業は多い。
  3. ケーススタディを活用することで、事例への理解度が増すと考えられている。

全ての例文には「事例を通じて考察する」というニュアンスが共通しています。また、最近では、面接研修など、ビジネスシーンでも「ケーススタディ」が活用されています。

ビジネスシーンでの「ケーススタディ」とは

ビジネスでは、効率性が求められます。そのため、「ケーススタディ」を通じて、効率的に仕事を行うことができるようになります。

「ケーススタディ」が使われる場面
  • 研修
    研修では、実際に仕事の事例を経験することにより、業務理解を深めます。成功例・失敗例をたくさん見ることで、突発的な事が起こっても冷静に対処できるようになるのです。
  • 面接
    最近では、「ケース面接」というものが行われることがあります。「ケース面接」とは、実際に起こった事例をもとに、限られた時間内で解決策を提案し、面接官に説明するというものです。これにより、論理的な思考力や、とっさの判断力を見るといいます。
  • 商品企画
    商品企画では、ある具体的な商品を想定し、それにもとづき、市場の動向を分析するといったケーススタディが行われます。実際に、商品を投入するよりも、効率的に分析を行うことが出来るとされています。

「ケーススタディ」の具体的な手順

「ケーススタディ」には様々な手法があります。今回ご紹介するのは、その一例です。

  1. 参考にする事例を探す
    まず、「ケース」となる具体的な事例を探しましょう。その際、内容が偏らないように、関連書や関連セミナー、インターネットなどを使って幅広く探しましょう。
  2. 探した事例を内容別にまとめる
    次に、「ケース」をその特徴ごとに分類することで理解度を高めます。
  3. 第三者に説明する
    最後に、事例から共通している法則や原理を第三者に説明します。第三者に説明することで、分析への理解を深めることが出来るでしょう。
「ケーススタディ」にはさまざまな手法がありますが、「事例から分析する」という部分は共通しています。

まとめ

以上、この記事では「ケーススタディ」について解説しました。

英語表記ケーススタディ(case study)
意味事例を分析し、一般的法則や原理を引き出す研究法
ケーススタディ」の具体的な手順具体的な手順について解説

「ケーススタディ」は、研究などだけでなく、ビジネスシーンよく使われる言葉です。

また、意味を理解していること同時に、「ケーススタディ」の目的や手法を知っていることも重要です。この機会に、是非一度確認してみてください。