駐車と停車の違いは？標識や覚え方と共に解説！エンジンと関係は？

駐車と停車は車を停める時間、すぐに発車できるかが異なります。

車を運転していると必ず遭遇する表現ですが、ややこしいので覚えるのも難しいですよね。

そこで今回は駐車と停車の違いをわかりやすく丁寧にご説明します。

「駐車」と「停車」の違い

駐車と停車は以下のような違いがあります。

駐車とは、「5分以上継続的に車を停めること」です。

一方で、停車は「5分以内で車を停めること」という意味です。

どちらも厳密な定義や例外がありますが、大まかに言えばこの違いがあります。

それでは、それぞれ詳しく見てみましょう。

「駐車」の意味

駐車とは「5分以上継続的に車を停めること(すぐに発車できない状態)」です。

具体的には以下のような目的での車の停止です。

また、運転手が車から離れていて運転不可能な状態を駐車と呼びます。

「停車」の意味

停車とは「5分以内で車を停めること(すぐに発車できる状態)」という意味です。

定義上は時間の決まりはなく、駐車以外の車の停止のことを停車と呼びます。

たとえば、以下のようなケースが考えられます。

ポイントとなるのが、停まる時間が短いことと運転手が車内にいることです。

「駐車」や「停車」が禁止されている場所

以下のような場所では、駐車と停車が禁止されています。

駐停車禁止場所で違反すると、普通車の場合、違反点が3点で、反則金1万8000円が課せられます。

「駐車」が禁止されている場所

駐車が禁止されている場所は以下の通りです。

緊急時に駐車がされていると邪魔になるような場所です。

駐車禁止場所で違反すると、違反点が2点で、反則金1万5000円が課せられます。

また、その他、緊急時の施設関連以外にも以下のような場所で駐車が禁止されています。

ちなみに、運転手がいてすぐに発車できる状態でも、客待ちでずっと停まっていたり、故障で発車できなかったりすると駐車違反になる可能性があります。

「駐車」と「停車」を禁止する標識

「駐車」と「停車」を禁止する標識はこちらです。

「駐停車禁止」と「駐車禁止」の標識(画像出典:愛知県警察)

駐停車禁止が2本のライン、停車が1本のラインです。

また、時間で駐車が禁止されている場合もあるので合わせて覚えましょう。

「駐車」と「停車」と「エンジン」の関係

駐車と停車は、エンジンと関係ありません。

エンジンがかかっているか、かかっていないかは違いに関係がなくて、運転がすぐに再開可能かどうかが重要です。

ちなみに、自動車学校の実技試験の時に、駐車してエンジンを切れば試験終了となっていることが由来になって「エンジンと関係がある説」が生まれたと言われています。

「駐車」と「停車」の違いのまとめ

以上、この記事では、駐車と停車の違いについて解説しました。

駐車と停車は似ているのでややこしいです。

しかし、意味と違いがわかれば、使い分けることも可能です。

ぜひ、この記事を参考にしてみてください。