お祭りは楽しいですよね。
特に夏になるとたくさんのお祭りがありますが、お祭りにはさまざまな種類があります。
例えば、「カーニバル」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますし、「パレード」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ところで、「カーニバル」と「パレード」では何が違うのでしょうか。
なんとなく違うというイメージはあると思いますが、きちんとした違いを答えられるという人は意外と少ないと思います。
そこで、今回は「カーニバル」と「パレード」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:違う種類のお祭り
一方、「パレード」とはイベントなどにおいて見物人に見せるために屋外で行列で進むことやその行列のことです。
つまり、「カーニバル」と「パレード」は違う種類のお祭りなのです。
「カーニバル」をもっと詳しく
カーニバルとは本来は謝肉祭というキリスト教の宗教行事で、日本では祭典のことを表しています。
そこで、まずは謝肉祭について解説していきたいと思います。
日月火の3日間で行われることが多いでしょう。
ちなみに、四旬節とは謝肉祭からイースター(キリストの復活を祝う行事)の間の46日(そのうち平日は40日)のことを指します。
この期間は過去の罪や生活を悔い改め、正しい信仰へ心を向けることが義務づけられています。
そして、この期間には肉を食べるのが禁止されています。
その分、謝肉祭では満足いくまで肉を食べまくります。
そして、本来は謝肉祭のことのみをカーニバルと言っていましたが、現在では意味が広がっています。
そのため、仮装行列を伴うような狂騒的なお祭りを指すことが多いでしょう。
そして、日本ではただ単に祭典のことを指し、宗教的な意味はなくなってしまっています。
ちなみに、カーニバルは参加型のイベントであり、観客も望めば参加できることが多いでしょう。
ただ、中には観客が参加できないようなカーニバルもあります。
ちなみに、カーニバルではパレードも行われます。
そして、リオのカーニバルの印象が強いので、パレードだけを指してカーニバルと言っている場合もあります。
「パレード」をもっと詳しく
パレードとはイベントなどにおいて見物人に見せるために屋外で行列で進むことやその行列のことです。
特定のコスチュームなどを身に着けるなど、仮装を伴っている場合が多いでしょう。
そして、音楽に合わせて徒歩で行進を行ったり、オープンカーなどの乗り物にのって低速で移動するなどショー的な要素が強いです。
ちなみに、ほとんどのパレードに主張はありませんが、ゲイパレードなど、なんらかの主張をかかげて行進をすることはあります。
そして、観客は参加できないことが多いでしょう。
また、テーマパークもパーク内でのショーアトラクションとしてパレードを行う場合があります。
例えば、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなどのパレードが有名でしょう。
まとめ
以上、この記事では、「カーニバル」と「パレード」の違いについて解説しました。
- カーニバル:本来は謝肉祭というキリスト教の宗教行事で、日本では祭典のことを表す
- パレード:イベントなどで見物人に見せるため屋外で行列で進むことやその行列のこと
「カーニバル」と「パレード」は結構違う種類のお祭りだったんですね。
ただ、どちらにしろ楽しいものであることに変わりはないので、これらの行事を見かけたら見物したり、参加したりしてみるのもいいかもしれません。