今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「キャプション」です。
「キャプション」の意味・使い方・語源・類義語・インスタグラムにおけるキャプションについてわかりやすく解説します。
☆「キャプション」をざっくり言うと……
英語表記 | キャプション(caption) |
---|---|
意味 | 見出し、字幕、説明文 |
語源 | ラテン語 “caption” |
類義語 | テロップ、吹き替え |
インスタグラムにおけるキャプション | 投稿内容について説明するための文章 |
このページの目次
「キャプション」の意味をスッキリ理解!
「キャプション」の意味を詳しく
「キャプション」には以下の三つの意味があります。
- 見出し
- 字幕
- 説明文
意味①:見出し
本の章や節ごとにつけられた見出しやネット記事の見出しなど、全ての見出しのことを「キャプション」と呼びます。
この見出しは本や記事の内容を非常に簡潔にまとめてあるため、本文の内容を把握しやすくなります。
意味②:字幕
「キャプション」は字幕という意味でも使われます。
字幕は映画やドラマといった映像の中の登場人物の発言を文字起こししたものであり、これによって登場人物の発言や心情をわかりやすくする効果があります。
テレビにおいてキャプションという言葉が使われた場合、字幕を指していることが多いです。
クローズドキャプション
キャプションを使った言葉として、クローズドキャプションという用語があります。
これは、聴力障がい者のために作られた音声やセリフの字幕のことです。 通常の字幕は主にセリフだけですが、クローズドキャプションはBGMや効果音も文字情報で表示されるのが特徴です。
クローズドキャプションは以下のような英語の意味に由来します。
- closed:必要な人だけが見る、クローズド
- caption:字幕、キャプション
この技術が開発されたアメリカでは、テレビの受信機にクローズドキャプションを搭載することが義務付けられています。技術方式は異なりますが、日本でも地上波放送の番組ほぼ全てがキャプションの表示・非表示を設定できます。
また、YouTubeや動画配信サービスでは、[CC]を選択することで字幕のオンオフを切り替えることができます。
意味③:説明文
「キャプション」には説明文という意味もあります。
説明文は写真や図の内容をわかりやすく書き表したものであり、読者の理解を助ける効果があります。
このように、キャプションにはさまざまな意味がありますが、全てにおいて「見るものの理解を助けるためのもの」というニュアンスを含みます。
「キャプション」の使い方
- この本は難解だが、キャプションのおかげでなんとか理解できる。
- 洋画を見るためにキャプション機能を利用する。
上の例文のように、本や映画、写真の話をする際にキャプションは用いられます。
「キャプション」の語源
キャプションの語源はラテン語の “caption” です。この言葉は「捕らえる」という意味で使われていました。
これが転じて「内容を目で分かりやすく捕らえる」という意味になり、図や写真といった視覚情報を理解することを助ける字幕や見出しを指すようになりました。
「キャプション」の類義語
キャプションには以下のような類義語があります。
- テロップ:テレビ画面に映し出される文字
- 吹き替え:外国語で作られた作品のセリフを日本語で言い換えること
テロップは、テレビ画面に映し出される文字を表す言葉です。画面に映し出される文字だけでなく、テレビ画面に文字を映し出す装置を指してテロップという場合もあります。
また、吹き替えは海外で作られた映像作品の外国のセリフを日本語に差し替えることを指します。外国語で受け取る作品の情報や感覚を日本人にもわかりやすく説明するという点では、「理解を助ける」というニュアンスをもつキャプションの類義語であると言えます。
インスタグラムにおける「キャプション」
近年流行しているインスタグラムにおいても、キャプションという言葉は使われます。
インスタグラムにおけるキャプションは、画像や動画を投稿する際、その内容を説明するための文章という意味で用いられます。ハッシュタグが使われるのもキャプションの中です。
「#〇〇」と検索することで、そのハッシュタグがつけられている投稿を一括検索することができます。これを「ハッシュタグ検索」と言います。
まとめ
以上、この記事では「キャプション」について解説しました。
英語表記 | キャプション(caption) |
---|---|
意味 | 見出し、字幕、説明文 |
語源 | ラテン語 “caption” |
類義語 | テロップ、吹き替え |
インスタグラムにおけるキャプション | 投稿内容について説明するための文章 |
このように、キャプションにはさまざまな意味があります。インスタグラムの流行により、若者間では頻繁に使われる言葉になりました。意味や使い方を覚えておきましょう。