「カメラマン」「フォトグラファー」「写真家」の違いとは?

違いのギモン

最近は高性能なカメラが多くあり、写真を撮るのが趣味という人も多いのではないでしょうか。

また Youtuber が新しい人気な職業になってるように、仕事として個人で動画を撮る人も増えていますよね。

一口に「写真や映像を撮る人」と言っても様々な言い方がありますよね。

今回はその中でも代表的な「カメラマン」と「フォトグラファー」と「写真家」の違いについて説明していきます。

結論:動画か写真か、プロかアマチュアか、商業的か芸術的か

「カメラマン」はプロ、アマチュアを問わずに、写真や動画を撮る人のことです。

「フォトグラファー」は写真を撮ることを職業としている人のことです。

「写真家」は写真を撮る職の中でも、より芸術分野の中で活動する人のことです。

「カメラマン」についてもっと詳しく!

「カメラマン」はとても広い意味を持ちます。

広義には、写真や映像を撮る人のことです。プロもアマチュアも関係ありません。

テレビの収録でカメラを回す人も、家族旅行で子供の写真を撮るお父さんもみんな「カメラマン」になります。

狭義には「写真や映像を撮り、それを生業にしている人」という定義もあります。しかし、この場合には「雇われ」のニュアンスが強いので、芸術活動として写真や動画を撮る人は含まれないことが多いです。

また、「カメラマン」の狭い意味には、ただカメラを回すだけの人という意味もあります。

「フォトグラファー」についてもっと詳しく!

“photo” の部分からわかるように「フォトグラファー」というのは写真を撮る人に限定されます。

また、写真を撮ることを職業としている人を指す言葉なので、アマチュアの人は当てはまりません。

また、「フォトグラファー」はただ写真を撮るだけではなく、加工などの写真のコーディネート全般を行う人を指します。

「写真家」についてもっと詳しく!

「写真家」というのはその名の通り「写真を撮ることを仕事にしている人」のことです。

このままだと「フォトグラファー」と同じになってしまいます。

しかし、「写真家」は「フォトグラファー」よりも芸術性を求めて写真を撮る人のことを指すのです。

「フォトグラファー」が商品としての写真を撮る人で、「写真家」は芸術作品としての写真を撮る人、と考えればいいでしょう。

海外では意味が違う?

ここまでで紹介したのは、すべて日本での定義です。

“photographer”(フォトグラファー) と “cameraman” (カメラマン)は英語にもある単語ですが、実は海外と日本では意味が違うのです。

まず、カメラマンは和製英語です。英語の本来の意味は映像技師です。海外で “cameraman” と言うと「動画を撮る人」という意味になってしまうので、使うときには気を付けましょう。

また、英語圏では、写真撮影をする人全般を “photographer” と呼ぶのが一般的です。

日本語で言う「フォトグラファー」も「写真家」も海外ではまとめて “photographer” です。

まとめ

以上、この記事では「カメラマン」と「フォトグラファー」と「写真家」の違いについて解説しました。

  • カメラマン:プロ、アマチュアを問わずに、写真や動画を撮る人のこと
  • フォトグラファー:写真を撮ることを職業としている人のこと
  • 写真家:写真を撮る職の中でも、より芸術分野の中で活動する人のこと

海外での意味も日本での意味も把握して、正しく使っていきましょう!