「無聊(ぶりょう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「無聊(ぶりょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「無聊」の意味をスッキリ理解!

無聊(ぶりょう)することがなく、退屈なこと

「無聊」の意味を詳しく

「無聊」は、やるべきこと・することがなく、退屈であることを意味する熟語です。また、心にわだかまりがあり、気分が晴れない様子も表します。

「聊」は、「聊(いささ)か」と読むことができ、「数量・程度が少ないさま」「楽しむ」という意味があります。「無聊」は、後者の意味が色濃くでています。

「無聊」は、「聊」の「楽しむ」という意味を打ち消した表現であり、「楽しみが無い」と言い換えることができます。

 

このことから、「無聊」が、退屈であることや気分が晴れないことを表しています。

なお、「無聊」は「ぶりょう」と読むのが一般的ですが、「むりょう」と読むこともできます。

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「無聊」の使い方

  1. 彼は無聊を慰めるために、地元の居酒屋に向かった。
  2. 金も元気もなくなった彼にとって、テレビを観ることだけが唯一の無聊を慰める手段だった。
  3. 無聊をかこって日々を怠惰に過ごすだけでは、人生の生きがいは見えてこないだろう。

「無聊を慰める」「無聊をかこつ」の2つが、「無聊」の代表的な定型文です。前者は例文➀➁で、後者は例文➂で使用しています。

「無聊を慰める」は、退屈な時・心が晴れない時に、気をまぎらわせるという意味です。「慰める」は、「一時の悲しみや苦しみなどをまぎらわせる」という意味で使われています。

 

「無聊を慰める」の類義語は、「気晴らし」です。「気晴らし」は、「ゆううつな気持ちを発散させる」という意味です。

多くの場合、嫌な気持ちから目をそらし、他の物事に関心を向ける様子を表します。つまり、一定期間後には、再度根本的な問題と向き合う必要があります。

 

一方、「無聊をかこつ」は、やることが見つからず、退屈な自分自身を嘆くという意味です。

「かこつ」は、「不平を言う・嘆く」という意味で、漢字では「託つ」と書きます。例文➁のように、「無聊をかこって」と活用させて使うことも多いです。

「無聊」の類義語

「無聊」には以下のような類義語があります。

  • 退屈:時間を持てあますこと、飽きて嫌気がさすこと
  • 有閑(ゆうかん):暇の多いこと
  • 所在(しょざい)ない:やるべきことがなく、時間を持てあますこと
  • 徒然:やるべきことがなく、時間を持てあますこと

「有閑」には、「生活に余裕があり、時間がありあまっている」という意味合いがあります。そのため、よい意味で暇である様子を表す時に、使うことが多いです。

例えば、「時間的・金銭的に余裕があり、気の向くまま趣味や娯楽にいそしむ婦人」のことを、「有閑夫人」といいます。

「徒然」は、日常会話で使うことは少ないです。しかし、吉田兼好(よしだけんこう)が書いたとされる随筆『徒然草』の題名・冒頭で使用されています。

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「無聊」の英語訳

「無聊」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • boredom
    (退屈)
  • dreariness
    (ゆううつ、退屈)
  •  feel depressed
    (気がめいる、気持ちがふさぐ)

“escape boredom” で「退屈から逃れる」、 “escape the dreariness” で「ゆううつから逃れる」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「無聊」について解説しました。

読み方無聊(ぶりょう)
意味することがなく、退屈であること
類義語退屈、有閑、所在ない、徒然など
英語訳boredom(退屈)

「無聊を慰める」「無聊をかこつ」といった表現は、聞きなれない方も多いでしょう。しかし、一度意味を知ってしまえば、それほど難しくはありません。

使用頻度がそれほど高くない表現ですが、しっかり意味や使い方を覚えておきましょう。

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