心理学用語「ブーメラン効果」とは?意味と具体例を解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「ブーメラン効果(ぶーめらんこうか)」です。

言葉の意味、具体例、由来、英語訳、経済学での意味についてわかりやすく解説します。

 

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「ブーメラン効果」の意味をスッキリ理解!

ブーメラン効果(ぶーめらんこうか)物事の結果がその行為をした人に負の効果をもたらすこと

 

「ブーメラン効果」の意味を詳しく


「ブーメラン効果」とは物事の結果がその行為をした人に負の効果をもたらすことです。

様々な分野で使われる言葉ですが、まずは心理学用語としての意味を見ていきましょう。

心理学用語としては、説得される側が説得者の意図とは逆の方向に意見を変えてしまう現象を指します。

例えば、店頭においてあるだけの場合より、セールスマンに商品を強く勧めらる場合の方が買う気が失せてしまうことなどがあります。

人間は意識的にも無意識的にも自由を求めます。誰かに強く説得されることで「自分の自由が侵される」と感じてしまうことがあります。そこであえて逆の選択をすることで自らの自由を保持しようとするのです。

 

また、この現象には起こりやすい条件がいくつかあります。

一つ目は説得される側が説得する側を信用していない場合です。信用度や親密度が高いほど「ブーメラン効果」は起こりにくくなります。

二つ目として、説得者と説得される側のもともとの意見が同じ場合に起こりやすいとされています。もともと意見が違う人の方が説得が難しいように感じますが、「ブーメラン効果」については逆なのです。

勉強の大切さを説かれたときに勉強のやる気を失ってしまうのは、「勉強が大事だ」と自分でもわかっているからなのです。

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「ブーメラン効果」の具体例

「ブーメラン効果」の具体例には身近なものがいくつもあります。

例えば、親から「宿題をしなさい」と言われるとやる気をなくしてしまうことがあります。

また、お金持ちの男性が女性に対してあまり露骨に「玉の輿(たまのこし)である」ということをアピールしすぎるとそれは逆効果になるのです。もともと強みであったはずの「お金持ち」という要素が、説得によってネガティブな印象を与えてしまうのです。

また、政治家の「投票をお願いします」「清き一票をよろしくお願いします」などの言葉によって投票をしたくなくなってしまうことなどもその一例です。

「ブーメラン効果」の由来

「ブーメラン効果」はその名の通り、物事の結果がその行為をした人に負の効果をもたらす様子を「ブーメランが投げたもとに戻ってくる」様子に例えて名付けられたものです。

ブーメランがきちんと戻ってくることはいいことなのですが、「ブーメラン効果」は基本的にマイナスの効果が表れてしまうことを指します。

戻ってきたブーメランをうまく受けきれなかった場合は投げ手がけがをしてしまいます。そこから連想されたマイナスのイメージです。

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「ブーメラン効果」の英語訳

テーマを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • boomerang effect
    (ブーメラン効果)

“boomerang” はそのままで、 “effect” は「効果」という意味です。

 

経済学での「ブーメラン効果」の意味

「ブーメラン効果」という言葉は、心理学以外の分野でも使われます。

経済学の分野でも、「自分にとって良い効果を狙った行為が自らにマイナスの効果を与えること」という大きな意味合いは同じです。

具体的には、先進国が市場の拡大や海外への参入を狙って生産技術を途上国に移転した際などにおこります。移転した生産技術が途上国内で確立されると、自国の製品と競合するライバルとなってしまいます。

これが「ブーメラン効果」です。

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まとめ

以上、この記事では「ブーメラン効果」について解説しました。

読み方ブーメラン効果(ぶーめらんこうか)
意味物事の結果がその行為をした人に負の効果をもたらすこと
由来ブーメランが投げ手のもとに戻ってくる様子から
英語訳boomerang effect(ブーメラン効果)
経済学での意味先進国の企業参入が自国の競合相手を増やしてしまうこと

心理学用語の「ブーメラン効果」の具体例には身近なものが多くありました。説得や効果に惑わされず、冷静に選択できるといいですね。

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