どう違う?「玄米」と「発芽玄米」の 7つの違い

違いのギモン

お米と言えば、私たちの食卓にとって欠かせないものですが、一般に想像される白米とは別に「玄米」と「発芽玄米」があります。皆さまは、両者がどのように違うのかをご存知でしょうか。

今回は「玄米」と「発芽玄米」の 7つの違いについて解説します。

【1】米の状態の違い

「玄米」の状態

「玄米」は収穫した稲の果実である籾(もみ)の籾殻を取った状態のものです。籾殻とは、籾を構成する最も外側の殻のことを指します。玄米は、成長したら芽になる胚芽と、糠(ぬか)という外皮によって構成されています。

「発芽玄米」の状態


「発芽玄米」は玄米の胚芽が成長して発芽した状態のものです。玄米を 32度前後の水に1~2日程度漬けることで発芽玄米が出来ます。芽は、0.5~1.0mmほどです。

【2】水に漬ける時間の違い

「玄米」の水に漬ける時間

「玄米」を水に漬ける時間は最低でも 5時間と言われています。糠層が多い分、比較的長い時間がかかります。

「発芽玄米」の水に漬ける時間

「発芽玄米」は30分~40分程度であり、白米とほぼ同じです。既述したように、玄米を1日ほど浸水して出来たものが発芽玄米であるため、給水時間は玄米よりも短くなります。

【3】炊く時間の違い

「玄米」の炊く時間

「玄米」の炊く時間は 90~120分ほどで炊けます。

「発芽玄米」の炊く時間

「発芽玄米」の炊く時間は 1時間前後であり、こちらも浸水時間同様に白米とほとんど同じです。

【4】味や食感の違い

「玄米」の味や食感

「玄米」は米粒が硬めでぱさぱさしています。よく噛んで食べる必要がありますが、よく噛むうちにほのかに甘い味がします。これは、玄米中にあるでんぷんという要素が唾液に含まれる酵素によって糖に分解されるためです。

「発芽玄米」の味や食感

「発芽玄米」は玄米に比べて食感がモチモチしていて柔らかく、白米に近いです。これは、発芽する際に芽を包んでいる糠が柔らかくなるためです。また、同じく発芽する際に酵素が活性化することで、糖質が分解されて甘みが出たりたんぱく質がアミノ酸にかわるため、味はふくよかです。

【5】栄養素の違い

「玄米」の栄養素

「玄米」には、また疲労回復や動脈硬化の予防をするビタミンや丈夫な体を作るミネラルが多く含まれています。また、腸内環境を綺麗にする食物繊維が豊富に含まれています。

「発芽玄米」の栄養素

「発芽玄米」には、玄米の持つ栄養素がそれぞれ同程度以上に含まれています。また、GABA(ギャバ)という物質が玄米の 3倍ほど含まれています。GABAは、抑制系の神経伝達物質として、興奮を沈めてリラックスを促進します。

【6】カロリーの違い

「玄米」のカロリー

「玄米」のカロリーは 100gあたり350kcalです。

「発芽玄米」のカロリー

「発芽玄米」のカロリーは 100gあたり344kcalです。玄米とほとんど変わりません。

【7】価格の違い

「玄米」の価格

「玄米」は 1kg あたり 600~1000 円程度で売られています。ただ、ブランド品の場合はこの限りではありません。

「発芽玄米」の価格

「発芽玄米」の価格は 1kgあたり 800~1000円程度で売られています。玄米をさらに発芽させたものであることから、玄米よりも若干高い値が付きます。

まとめ

以上、この記事では、「玄米」と「発芽玄米」の 7つの違いについて解説しました。

玄米発芽玄米
米の状態籾から籾殻を取った状態玄米の胚芽が発芽した状態
水に漬ける時間最低 5時間30~40分
炊く時間90~120分60分
味や食感硬く、よく噛むとほのかに甘い柔らかく、味がふくよか
栄養素ビタミンやミネラルが豊富ビタミンやミネラルに加え、GABAが豊富
カロリー350kcal/100g344kcal/100g
価格600~1000円800~1000円

健康食品というくくりで語られることの多い「玄米」と「発芽玄米」ですが、多岐にわたって違いがあります。ただ、どちらが良いというわけではなく、どちらにもそれぞれの良さがあるため、好みに合わせて食べ、食生活をより豊かにしてください。