「ブランディング」の意味とは?使い方から英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ブランディング」です。
「ブランディング」の意味、具体例、役割、使い方、語源、言い換えについてわかりやすく解説します。

☆「ブランディング」をざっくり言うと……

英語表記ブランディング(branding)
意味ブランドに対する信頼や共通のイメージを作り上げることで顧客にとっての価値を高めていくこと
語源「烙印」という意味の英単語 “brand”
言い換えブランド化する

「ブランディング」の意味をスッキリ理解!

ブランディング(branding):ブランドに対する信頼や共通のイメージを作り上げることで顧客にとっての価値を高めていくこと

「ブランディング」の意味を詳しく

「ブランディング」とは、ブランドに対する信頼や共通のイメージを作り上げることで顧客にとっての価値を高めていくことです。

企業と組織のマーケティング戦略のひとつです。

「ブランディング」の具体例

ブランドと聞くと、イメージされるのは、エルメスやシャネルなどの「高級ブランド」でしょう。

高級ブランドのバッグは、数十万円から数百万円します。普通、バッグとしての機能を持つものは、安いものだと数千円で買うことができます。

それでも、これらのような高級バッグがたくさん売れるのは、「シャネル」や「エルメス」などの「ブランドそのもの」に価値を感じているからだと言えます。

このように、ブランドのイメージを作り、価値を高めていくことが「ブランディング」です。

 

また、「ブランディング」は高級ブランド以外でも行われます。ユニクロは高級なブランドではありませんが、「安くて高品質」だというイメージを確立しています。

「ブランディング」の役割

企業側から見た「ブランディング」の役割は、以下のようなものがあります。

  • 商品の差別化:おしゃれなパソコンと言えばMAC
  • 商品に対する信頼の獲得:日本のこのブランドなら信頼できる
  • 宣伝効果:スタバは宣伝しなくても知名度が高い
  • 価格の上昇:ブランドに価値を感じさせ、高い価格でも売れる

消費者から見た「ブランディング」の役割には、以下のようなものがあります。

  • ブランドイメージの活用:セレブのアピールのためにヴィトンを買う
  • 品質保証:日本のこのブランドなら安全

企業側にとっても、消費者側にとっても「ブランディング」を行うメリットがあるのです。

「ブランディング」の使い方

「ブランディング」には以下のような使い方があります。

  1. あの企業は、ブランディングが成功している。
  2. ブランディングによって商品の価値を高める。

「ブランディング」の語源

「ブランディング」の語源は英語の “branding” です。

“branding” は、 “brand” を名詞化したものです。「ブランド化する」という意味があります。

“brand” の意味は以下の5つです。

  • 燃え木
  • 烙印(らくいん)
  • (商品・家畜などに押す)焼き印
  • 商標
  • ブランド銘柄

“brand” という英単語は、英語の “burned” に由来があります。 “burned” の「烙印を押す」という意味が期限です。

昔、放牧している牛に焼印を押したり、醸造されたウィスキーの酒樽に焼印を押したりして、所有者や製造元を区別するための文字やマークを入れたことがはじまりです。

「ブランディング」の言い換え

「ブランディング」は、以下のように言い換えできます。

  • ブランド化する

ちなみに、「ブランド」の言い換えは以下のものがあります。

  • 商標:製品のメーカーか販売業者を特定する正式に登録された記号銘柄
  • 標章:しるしとなる記号

まとめ

以上、この記事では「ブランディング」について解説しました。

英語表記ブランディング(branding)
意味ブランドに対する信頼や共通のイメージを作り上げることで顧客にとっての価値を高めていくこと
語源「烙印」という意味の英単語 “brand”
言い換えブランド化する

身近な企業やブランドの具体例とともに理解していくとわかりやすいですね。「ブランディング」の意味だけでなく、役割や語源まで知っておけるといいでしょう。