ことわざ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の意味をスッキリ理解!

坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い:その人を憎むあまり、その人に関わる全てのものが憎く感じるということ

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の意味を詳しく

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」は、その人を憎むあまり、その人に関わる全てのものが憎く感じるということをたとえたことわざです。

袈裟とは、お坊さんが着用している服のことです。お坊さんを憎いと思うと、お坊さんが着ている服までが憎く思えてくることが表現されています。

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「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の使い方

  1. 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いので、あのメーカーの製品は絶対に買わない。
  2. 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いけど、見方を変えるのも大切なことだ。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の由来

そもそも、お坊さんが憎いと思われてしまった理由に、江戸時代の寺請(てらうけ)制度があります。

寺請制度は、簡単にいうと、お坊さんが役所のような仕事を受け持つ制度です。江戸幕府が宗教統制の一環として取り入れました。

役所の仕事をすると、時間の都合上、本来の宗教活動ができなくなり、汚職が多発しました。これがきっかけとなり、人々がお坊さんを憎いと思うようになってしまったと言われています。

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「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の類義語

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」には以下のような類義語があります。

  • 親が憎けりゃ子も憎い:憎く思う対象の人とは別に、その周りのものや人までが憎く思うことのたとえ
  • 法師が憎ければ袈裟まで憎し:ある人を憎むあまり、それに関係する別のものまで憎く思うことのたとえ

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の対義語

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」には以下のような対義語があります。

  • 痘痕も靨(あばたもえくぼ):ひいき目で見れば、どんな欠点も長所に見えるということ
  • 惚れた欲目:好きになった相手のことは、実際のもの以上によく見えてしまい、やがて欠点までが長所に見えるということ
  • 屋烏の愛(おくうのあい):人を愛すると、その人の家の屋根に止まっている野鳥までが愛しく感じられるということ
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「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の英語訳

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • To hate the ground he treads on.
    (彼の踏む地面まで憎い。)
  • To hate the her breathing.
    (彼女の吐く息さえ嫌いだ。)

ちなみに、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の逆の意味の英語としては、次のような表現があります。

  • Love me, love my dog
    (私を好きなら、私の犬も好きになれ。)

まとめ

以上、この記事では「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」について解説しました。

読み方 坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い
意味 その人を憎むあまり、その人に関わる全てのものが憎く感じるということ
由来 江戸時代の寺請制度が影響して、お坊さんが「憎い」の対象になったことから
類義語 親が憎けりゃ子も憎い、法師が憎ければ袈裟まで憎しなど
対義語 痘痕も靨、惚れた欲目、屋烏の愛など
英語訳 To hate the ground he treads on.(彼の踏む地面まで憎い。)

ちなみに、寺請制度の影響で、「坊主」が含まれる言葉には、あまりよくないイメージのものが多いです。例としては「三日坊主」が挙げられます。

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