「茫洋(ぼうよう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「茫洋(ぼうよう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「茫洋」の意味をスッキリ理解!

茫洋(ぼうよう):広々として限りのないさま。広くて見当がつかないさま。

「茫洋」の意味を詳しく

「茫洋」という熟語は、用いられている漢字に注目すると、その意味をより理解しやすくなります。

まず「茫」には、「はるか遠くまで広がっているさま」「ぼんやりしているさま」という意味があります。次に「洋」は「太平洋」などといった熟語に使われている通り「広い海」や、そこから転じて「大きく広がるさま」という意味を持っています。

ここから「茫洋」は「限りなく広いさま」という意味を表しているのです。

 

この「見当のつかない程に広い」と言う意味から転じて「つかみどころのない」や「ぼんやりとしている」という人の様子を表現することもできます

ちなみに、「茫洋」は「芒」という字を使って「芒洋」と書かれることもあります。意味に違いはありません。

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「茫洋」の使い方

「茫洋」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 茫洋たる海には、一つの船の影も見ることができなかった。
  2. 疲れていたせいか、私の上司は会議中常に茫洋とした表情を浮かべていた。
  3. 彼は上京することに対して、茫洋とした希望を抱いている。

上記の例文のように、「茫洋」は「茫洋たる」「茫洋とした」という形で名詞を修飾する語として使われるのが一般的です。

 

1つ目の例文では、「広々としている」という意味で「茫洋」が用いられています。この意味において「茫洋」は、海や平原などが地平線まで限りなく広がっているというさまを表すのに適しています。

2つ目の例文では、「感情が読み取りづらくてつかみどころのない」という人の状態を表現しています。他には「茫洋とした顔」や「茫洋とした視線」というように用いることができます。

最後の例文では、「限りなく広い」という意味から転じて「限りのない可能性にあふれているさま」を「茫洋」で表現しています。「希望」の他に、「前途」や「未来」などの前向きなニュアンスを持つ言葉と共に使われます。

「茫洋」の類義語

茫洋には以下のような類義語があります。

  • 限りない:果てしがない、きりがない
  • 広大:広くて大きいさま

「茫洋」と「限りない」は、「はるか遠くまでずっと続いている」という意味が共通しています。ですが、用いられる対象には違いがあります。

「茫洋」は海や草原などの面状の広がりに対してのみ使えるのに対して、「限りない」は面状の広がりに加えて道などといった線状の場合でも用いることができるのです。

意味は似ていますが、違いを理解して使い分けましょう。

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「茫洋」の英語訳

茫洋を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • vast
    (広大な)
  • vague
    (漠然とした)

物理的な広さを表したい場合、1つ目の vast を用いましょう。例えば、名詞で「広がり」という意味を持つ expanse と共に使って “a vast expanse of ocean” といえば、「茫洋とした大海原(おおうなばら)」という意味になります。

対して、2つ目の vague は「つかみどころのない人の様子」を英語で表したい場合に用いることができます。

まとめ

以上、この記事では「茫洋」について解説しました。

読み方 茫洋(ぼうよう)
意味 広々として限りのないさま。広くて見当がつかないさま。
類義語 限りない、広大
英語訳 vast(広大な)、vague(漠然とした)

「茫洋」という熟語は、前向きな気持ちを表現する際にも使える言葉です。是非、意味や使い方を覚えてみてください。

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