「ボトルネック」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ボトルネック」です。

「ボトルネック」の意味・使い方・語源・生物学の「ボトルネック効果」についてわかりやすく解説します。

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「ボトルネック」とは?

ボトルネック(bottle neck):流れが滞る原因となっている部分

「ボトルネック」の意味を詳しく

「ボトルネック」とは、つっかえている部分のことです。

道路を例に考えてみましょう。片側4車線の広い道路を運転していて、順調に走れていたとします。ところが、事故のために車線規制が敷かれ、1車線分しか通れない場所があったとします。車の流れはどうなるでしょうか。

もちろん、渋滞が起こりますよね。他の部分でどれだけ車線がたくさんあって車が順調に走れるとしても、たった1ヶ所混む部分があるだけで道路全体の流れが悪くなってしまいます。

 

この例のように、最も流れる量が少ないところが「ボトルネック」と言われます。1つの流れが悪い部分が全体に影響を及ぼします。そのため、流れを予想するときは、ボトルネックを考えなければいけません。

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「ボトルネック」の使い方

  1. 彼の聞き間違いのせいで、伝言ゲームが上手くいったことはない。彼はボトルネックだ。
  2. 橋やトンネルは車線を増やすことができず、交通のボトルネックとなりやすい。
  3. カリウムが不足しがちな土壌のせいで作物が育たない。カリウムの量はボトルネックだ。

上の例文のように、流れがつっかえている原因を指す場合に「ボトルネック」という言葉を使います。

ボトルネックという言葉には、「悩みの種」「考慮が必要」といったマイナスのニュアンスが込められることが多いです。ボトルネックさえ解消されれば、流れはもっとスムーズになるからです。

「ボトルネック」の語源

「ボトルネック」の語源は英語の「瓶の首」です。「瓶」が「ボトル」で「首」が「ネック」なので、語源も想像がつきやすいですよね。

ワインやビールなどの瓶は、首の部分が細くなっています。首の部分が太ければ、もっと勢いよく中身を注ぐことができるかもしれません。しかし、細い瓶の首のせいで、注ぐのに時間がかかっています。

物事がつっかえているときに使う「ネックになる」という言葉も、ボトルネックと由来が同じです。

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生物学の「ボトルネック効果」とは

「ボトルネック」という言葉は、分野によって様々な意味で使われています。ほとんどの分野で「流れが遅くなる原因」という共通した意味のもと使われています。ただし、いくつか例外もあります。

「ボトルネック」が「流れが悪くなっている部分」以外の意味で使われている一つの例として、生物学での使い方を紹介します。

 

缶に色々な色のアメが入っているものを買ったことはありますか?

唐突な質問のように思われるかもしれませんが、これこそが生物学の「ボトルネック」を考えるヒントになります。

缶の中から3粒のアメを出すとしましょう。缶の中のアメは何色もあるのに、最大で3色のアメしか出てきません。

このように、全体の中からごくわずかな部分だけを取り出すときに、ランダムに選んだせいで元々の比率から大きなズレが生じてしまうことがあります。それを、「ボトルネック効果」と呼びます。

 

たとえば、ある無人島を開拓しに移住した人たちの血液型が、たまたま全員O型だとします。すると、世界にはA型やB型、AB型の人もたくさんいるのに、この島の中ではO型の人しかいなくなります。

そして、外から別の血液型の人が入ってこない限り、この島は子どもの代も、その子どもの代も、永遠にO型の人しかいない島となります。

生物は一度数が減ってしまうと、数を回復させることは難しいです。

数が減って起こる「ボトルネック効果」によって、病気に強いタイプの個体がいなくなってしまったとします。すると、この生物種は病気にかかりやすい個体ばかりになってしまいます。そして、ただでさえ減ってしまった数をさらに減らしやすくなってしまいます。

まとめ

以上、この記事では「ボトルネック」について解説しました。

英語表記 ボトルネック(bottle neck)
意味 物事の流れが遅くなっている原因の部分
語源 英語で、ワインなどの「瓶の首」が狭くなっている状態から
生物学の「ボトルネック効果」 ごく一部の集団が派生するときに、もとの遺伝子とは異なる比率でデータが出てくるために起こる現象。

分野によって「ボトルネック」が使われている意味は様々です。しかし、「瓶の首のようにせまい通り道」という意味は共通しています。場面に応じて意味を考えながら使ってみましょう。

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