心理学用語「ブックエンド効果」とは?意味と具体例を解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「ブックエンド効果(ぶっくえんどこうか)」です。

言葉の意味・具体例・提唱者・英語訳についてわかりやすく解説します。

「ブックエンド効果」の意味をスッキリ理解!

ブックエンド効果(ぶっくえんどこうか):好意を持っている人といる際に、自然と視線や姿勢が傾くこと

「ブックエンド効果」の意味を詳しく

ブックエンド効果は、好きな人や興味のある人といる際、通常時と姿勢や視線が変化することです。

これは、相手の話をよく聞こうとすることや、相手を安心させようとすることから変化が起きると言われています。

特に、肩の位置というのは無意識的に変わってしまうことが多いです。そのため、相手の本心を知ることが出来ます。

 

また、ブックエンド効果は、相手の横に座っている際に一番効果を発揮します。

相手の前にいる場合、相手は自然と警戒態勢をとってしまいます。そのため、ブックエンド効果による姿勢の変化よりも、警戒することによる姿勢の変化が強く表れます。そのため、ブックエンド効果があまり起きにくくなってしまいます。

その点、隣にいる場合は、真正面から全体を見つめられることはなくなるため、警戒心が発生しにくくなります。

「ブックエンド効果」の具体例

ブックエンド効果は、男性と女性によって表れ方に差が出ます。

男性にも女性にも起こりうる姿勢の変化としては、前かがみになることが挙げられます。

これは、好意を持っている相手の情報をより多く聞こうとするため、このような変化が起こるとされています。

また、相手の方をよく見るというのもどちらにも起こりうる行動の変化の例です。具体的には、相手と目が合っても3秒以上の間逸らさなくなる、ということが言われています。

 

他にも、距離感にも変化が出ると言われています。

基本的に人間にはパーソナル・スペースというものを誰しも持っています。これは、一定以上他人と近づくのを嫌がる、というものです。

しかし、ブックエンド効果が働いている場合には、パーソナル・スペースを越え、近くにいても相手が拒否感を示すことが少なくなるとされています。

男性の場合

好意を持っている相手が近くにいる場合、男性は相手に向けて視線だけでなく身体ごと向けるようになります。また、左右どちらかの方が下がり、斜めになる傾向があります。

このように肩が下がるのは、その肩に相手が寄りかかってもいいということを表しているとされています。相手を安心させたいという思いが働き、姿勢が変化します。

これ以外にも、相手の方に近づきたいという思いも働き、肩の位置が変化するとされています。

女性の場合

女性はまず、つま先を相手の方に向けるようになると言われています。また、男性とは違い、女性の場合は肩が平行になると言われています。

このように肩が平行になるのは、好意を持っている人の前では姿勢をよくしたいという心理が働くからだと言われています。相手によく見られたいという心理によって、行動が変化するのです。

「ブックエンド効果」の提唱者

ブックエンド効果を提唱したのは、カリフォルニア大学の心理学者、アルバート・メラニアン氏だと言われています。

彼は、学生を集め、以下の2つの質問を学生に対して行いました。

  1. 好きな人のことを想像してください
  2. 嫌いな人のことを想像してください
この際、①の場合には男性は肩が下がり、女性は肩が平行になりました。また、②の場合には男性は肩が平行になり、女性は肩が下がりました。

このことから、近くにいる対象をどう思っているかによって行動が変化するということを発見し、ブックエンド効果が提唱されました。

 

また、ブックエンドは本立てという意味の言葉です。男性が好きな人の前で見せる姿勢が本立てに似ていることから、この名前が付けられたという説があります。

他にも、カップルが身を寄せ合って相手に寄りかかる様子を、本立てと本の関係に喩えて、ブックエンド効果と名付けたという説もあります。

「ブックエンド効果」の英語訳

ブックエンド効果を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • bookend effect
    (ブックエンド効果)

まとめ

以上、この記事では「ブックエンド効果」について解説しました。

読み方ブックエンド効果(ぶっくえんどこうか)
意味好意を持っている人といる際に、自然と視線や姿勢が傾くこと
提唱者アルバート・メラニアン氏
英語訳bookend effect(ブックエンド効果)

ブックエンド効果によって、他人が自分に対して好意を持っているかを判断することが出来ます。ぜひ、恋愛の際にはこの効果を活用してみてください。