「朴念仁(ぼくねんじん)」とは?意味や使い方を分かりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「朴念仁」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「朴念仁」の意味をスッキリ理解!

朴念仁(ぼくねんじん):言葉数が少なく、愛想が無い人・頭が固く察しの悪い人

「朴念仁」の意味を詳しく

「朴念仁」とは、「言葉数が少なく、愛想が無い人・頭が固く察しの悪い人」という意味です。

「朴念仁」は、人の特徴を表す言葉です。「朴念仁」が表す人の特徴には、以下のようにたくさんあります。

  • 無口
  • 察しが悪い
  • 気が利かない
  • 愛想が無い
  • 頭が固い
  • 感情が表に出にくい

基本的には「頑固でものわかりの悪い人間」や「愛想が悪く言葉数の少ない人」という人を表すときに使われます。

また、特に恋愛面では、「察しが悪い人」を表すために使われることも多いです。

「朴念仁」の使い方

  1. あれほどアピールされているのに気づかないなんて、彼はとても朴念仁だな。
  2. 相手が朴念仁では、彼女の積極性も無駄になってしまうだろう。
  3. 部長は朴念仁だから、冗談が通じない。
  4. 彼は朴念仁だから感情がわかりにくく、よくケンカをしてしまう。

➊と➋の「朴念仁」は、「恋愛的に察しが悪い」という意味で使われています。

➌の「朴念仁」は、「頭が固い頑固者」という意味で使われています。

➍の「朴念仁」は、「愛想が悪く、感情が表情に出にくい」という意味で使われています。さらに、「朴念仁」な人は、口数も少ない場合が多いので、何を考えているのかがわかりにくいです。

「朴念仁」の語源

「朴念仁」の漢字には、以下のような意味があります。

  • :自然体で、うわべを飾らないようす
  • :いちずに思いをこめること・思い詰めた考えや気持ち
  • :人

「朴」という漢字はもともと「切り出したままで加工されていない材木」を意味するものでした。ここから「飾りけがなく、すなおであるようす」などを表す意味も持つようになったのです。

「仁」という漢字の意味としては、「他者への思いやり・情け」などが一般的ですが、今回の場合は「人」を表しています。

 

これらの漢字の意味から分かるように、「朴念仁」は本来、「素朴で飾り気がない人」を表すことばだったと言われています。

ここから、「自分を取り繕わず、素直すぎるあまり、不愛想で口数が少ない」などの意味に転じたと考えられます。

「朴念仁」の類義語

「朴念仁」には以下のような類義語があります。

  • わからずや:どれだけ言い聞かせても理解しない人・察しが悪い人のこと
  • 鈍感:感じ方がにぶいこと・気がきかないこと
  • 不愛想:愛想がなく、そっけないこと
  • ぶっきらぼう:口のきき方や動作に愛敬(あいきょう)がなく、ぞんざいなさま
  • 堅物:きまじめで、融通がきかない人のこと

これらは、「鈍感な人」「不愛想な人」「ぶっきらぼうな人」という表現ができます。しかし、「朴念仁」は、これだけで「人」を表しており、「朴念仁な人」という形で使われることは少ないです。

「朴念仁」と「鈍感」の違い

類義語の中でも「鈍感」は、「朴念仁」とはっきりした違いがあります。

「鈍感」とは、「感じ方がにぶいこと・気がきかないこと」という意味で、「察しが悪い」という意味以外にも「感覚が鈍い」などの意味があります。

これに対して「朴念仁」は、「恋愛において、自分に対する好意になかなか気づかない人」という限定的な意味で使われるのです。

「朴念仁」の英語訳

「朴念仁」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • blockhead
    (ぼんやりしている・間抜け)
  • quiet person
    (寡黙な人)

まとめ

以上、この記事では「朴念仁」について解説しました。

読み方朴念仁(ぼくねんじん)
意味言葉数が少なく、愛想が無い人・頭が固く察しの悪い人
語源「素朴で飾り気がない人」という意味の英単語
類義語わからずや、鈍感、不愛想、ぶっきらぼう、堅物
英語訳 “blockhead” (ぼんやりしている・間抜け)
“quiet person” (寡黙な人)

「朴念仁」の複数の意味をすべて表すことができる英単語はありません。場面に合わせて英語訳を使い分けましょう。