「ミキサー」と「ジューサー」と「フードプロセッサー」の違いとは?

違いのギモン

料理の時間を短縮したいけど、どの機械を使えばいいのか迷った経験はありませんか。

「ミキサー」「ジューサー」「フードプロセッサー」は、それぞれ得意なことと不得意なことがあります。この記事では、「ミキサー」「ジューサー」「フードプロセッサー」の違いについて解説します。

結論:違いは、食材が何になるか

「ミキサー」「ジューサー」「フードプロセッサー」の違いは、使った食材が何になるかです。

「ミキサー」は、食材をペースト状や液体にすることができ、「ジューサー」は、食材の水分が取り出されます。

そして、「フードプロセッサー」は、食材をさらに細かくしたものができあがります。

「ミキサー」をもっと詳しく


「ミキサー」とは、食材をペースト状や液体にするのに適していて、刃が4枚ついています。

「ミキサー」で作れるものは、ジュースやスムージー、スープです。「ミキサー」を使った場合、野菜や果物の繊維は残ったままなので、完全なサラサラとした液体というよりも、少しとろみのある液体になります。

スムージーとは、野菜や果物を牛乳やヨーグルト、アーモンドミルクなどと一緒に混ぜた飲み物のことで、たいてい冷たくするために、氷または凍った野菜や果物が使用されます。

 

「ミキサー」にかけるのに適していないものは、氷などの硬いものや、バナナやイチゴなどの粘り気のあるものです。氷などの硬いものを入れてしまうと、刃が傷むことがありますし、「ミキサー」に負担がかかってしまうこともあるので、注意してください。

もしも、氷を入れたい場合には、氷も砕くことのできる「ミキサー」を選びましょう。氷対応のものでも、市販の氷はとても硬いので、必ず家で作った氷を使うようにしてください。

また、バナナやイチゴなどを入れると、容器の側面にくっついてしまいますが、そのときには、牛乳などほかの水分を足すことで、解決できます。

「ジューサー」をもっと詳しく


「ジューサー」は、食材から水分だけを取り出すのに適していて、おろし金のような刃がついています。

「ジューサー」には2種類あり、高速回転式と低速回転式です。高速回転式のものは、1分間に1万以上回転するおろし金のようなもので、野菜や果物をすりおろして遠心分離によって水分を取り出します。

一方で、低速回転式のものは、1分間に32から80回転と遅いですが、その分栄養素を壊しにくいことや、音が静かであること、搾りかすが自動的に排出されることが利点なので、人気があります。

「ジューサー」は、食材の水分を取るためのものなので、水分が少ない食材は「ジューサー」には適していません。「ジューサー」に適している食材は、リンゴやミカン、ニンジンやセロリなどで、いずれも水分が多く含まれています。

「フードプロセッサー」をもっと詳しく


「フードプロセッサー」は、食材を細かくするのに適していて、「ミキサー」と比べて刃が長いのが特徴です。「フードプロセッサー」は、料理の下ごしらえのときに活躍し、たとえば、お肉ならミンチにできますし、魚ならつみれにできます。

「ミキサー」と比べると刃が長く、容器全体に届くので、肉など粘り気のある食材でも細かくすることができます、しかし、「フードプロセッサー」は、刃が長いため、硬いものを入れてしまうと、変形することがあります。また、「ミキサー」よりは仕上がりは粗く、ジュースを作ることはできません。

 

「フードプロセッサー」には、オプションの機能として、大根おろしや山芋をする機能や、スライスや千切りができる機能、パンをこねる機能がついているものがあるので、料理の時間を短縮することができます。

一般家庭用の「フードプロセッサー」は、容量があまり大きくないものが多いです。たとえば、肉を挽くことや、玉ねぎをみじん切りにするなどの個々で行う作業には、適していますが、両方混ぜ合わせるときに容量を超えてしまうことがあります。

そのため、「フードプロセッサー」は、あくまでも補助として使う方が効率よく料理ができるでしょう。

まとめ

以上、この記事では、「ミキサー」「ジューサー」「フードプロセッサー」の違いについて解説しました。

  • ミキサー:食材がペースト状や液体になる
  • ジューサー:食材の水分が取り出される
  • フードプロセッサー:食材をさらに細かくしたものになる

それぞれ得意としている役割が違うので、何に使いたいのかを明確にして選ぶと、失敗しないですね。