「便宜(べんぎ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「便宜(べんぎ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「便宜」の意味をスッキリ理解!

便宜(べんぎ):ある目的にとって好都合なこと。また、特別な計らいのこと

「便宜」の意味を詳しく

「便宜」には、主に2つの意味があります。

一つ目に、「好都合なこと」です。ある目的を達成するのに、都合の良いものや便利なもののことを表します。

次に、「特別な計らい」という意味です。「計らい」とは「取扱」や「処置」のことです。つまり、相手にとって都合の良いような扱いのことをいいます。

 

ちなみに、あまり使われませんが、「便宜」には「音信」「たより」という意味もあります。また、通常は「べんぎ」と読みますが、「びんぎ」と読まれることもあります。

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「便宜」の使い方

「便宜」という熟語は、単独で用いられることは少なく、他の言葉と組み合わせた形で使われることが多いです。

以下に、代表的な用法の意味とその語を用いた例文を挙げます。

  1. 便宜:その場の都合に合わせて、一時しのぎをすること。
    例)時間があまりなかったので、便宜的な処置を取った。
  2. 便宜:その方が都合が良いという事情。
    例)この組織にはさまざまな名称があるが、便宜上ここではAに統一する。
  3. 便宜を図る:ある人やことの利益になるように計らうこと。
    例)彼らが無事に脱出できるように便宜を図る。

「便宜を図る」という言葉は、「わいろ」に関する事件の報道でよく登場します。

例えば、ある県において一定の基準を満たした老人ホームが補助金を受けられるという法律ができたとします。この補助金を出す基準を決めるのは、議員や職員などです。そこである老人ホームが、有力な議員に対してわいろを渡すことで、そのホームに有利な条件を設定してほしいと頼みます。

これが、議員にお金を渡す代わりに法律面で「便宜を図ってもらう」ということです。ただし、「便宜を図る」という言い回し自体にはネガティブな意味はありません。

 

また、「便宜」は目上の人に対して使うべきではない言葉です。立場が上の人に便宜を図ってもらった場合は、「ご配慮」や「お取り計らい」という言葉で表現しましょう。

「便宜」の類義語

便宜には以下のような類義語があります。

  • 好都合:あることが条件などに合っていて、都合がいいこと

「便宜」と「好都合」は、「物事を行うにあたって具合がよいこと」という同じ意味を持っています。

しかし、「特別な計らい」という「便宜」の意味は、「好都合」にはないことを注意しておきましょう。

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「便宜」の英語訳

便宜を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • convenience
    (好都合)
  • facilitate
    (容易にする)

英単語に「便宜」と全く同じ意味を持つ表現はありません。似た意味の単語を使って「便宜」のニュアンスを表しましょう。

まず「便宜上」を表現したい場合は、「好都合」や「便利」という意味の convenience を用います。 “for convenience of ~” といえば、「~の便宜上」という意味となります。

次に、動詞の形で「便宜を図る」という意味を表したい場合は、facilitate を使いましょう。

まとめ

以上、この記事では「便宜」について解説しました。

読み方 便宜(べんぎ)
意味 ある目的にとって好都合なこと。また、特別なはからいのこと
類義語 好都合
英語訳 convenience(好都合)、facilitate(容易にする)

「便宜」には主な意味が2つあり、様々な言葉と組み合わせて使われます。いざ使う場面が来た時のために、意味や使い方をきちんとおさえておきましょう。

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