「場末(ばすえ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「場末(ばすえ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「場末」の意味をスッキリ理解!

場末(ばすえ):都心や繁華街などの中心部などから少し離れた場所

「場末」の意味を詳しく

「場末」とは、都市の中心部から少し離れた場所のことです。

「ばまつ」ではなく、「ばすえ」と読みます。

「場末」自体の辞書的な意味には本来ネガティブなイメージはありません。ただし、「末」という字面から、多くの人がさびれてこぢんまりとした様子を想像します。

そのため、あまりポジティブな文脈では「場末」という言葉を使いません。「場末の〇〇」などという表現をするときには、十分注意しましょう。

「場末」の使い方

  1. あの場末のスナックは、客足が遠のいてもうすぐ閉店するそうだ。
  2. 私は、場末の居酒屋の雰囲気が好きだ。

上記の例文のように、「場末」は「場末の〇〇」という形でよく使われます。

①の例文では、客足が遠のいたことで、スナックが閉店に向かっているという様子が表現されています。「場末」という言葉の印象もあり、どこかさびれた寒々しいイメージを与えます。

②の例文は、「場末」があまりネガティブなイメージではない場合の例です。この場合には「場末」は、ただ中心部から少し離れた場所という位置関係を表現する言葉になります。

「場末」は基本的にはネガティブなイメージのある言葉ですが、文脈によってニュアンスが変わるので注意しましょう。

「場末」の類義語

場末には以下のような類義語があります。

  • 町外れ:町の家並みが途絶える場所
  • 路地裏:表通りに面していない場所
  • 郊外:都市と隣り合っている地域

「町外れ」は、家が集合している町の、家並みが途絶える端の地域を表す言葉です。

中心から外れ、末端に位置するという意味で「場末」と近い意味になります。

「路地裏」は、表通りに面していない場所のことを表す言葉です。

少し場末とニュアンスが異なりますが、場末のイメージと路地裏のイメージは近く、なんとなく陰のある暗い印象になります。

 

「郊外」は、都市と隣り合っている地域のことです。都市の中にはないが、都市にすぐ隣接しているという場所です。

中心部から少し離れた地域を指すという点で、「場末」と共通します。

「郊外」は「場末」と同様に、都市から完全に遠ざかった場所ではなく、「離れてはいるが遠すぎない場所」というニュアンスになります。

それぞれの言葉で少しずつ表現している地域が違うため、違いを意識して使い分けましょう。

「場末」の対義語

場末には以下のような対義語があります。

  • 繁華街:商店が集まり、人でにぎわっている場所
  • 盛り場(さかりば):いつでも人が多く集まっている場所

「繁華街」「盛り場」はどちらも、人が多く集まってにぎわいを見せている場所のことです。

「盛り場」が単に人が多い場所であるのに対し、「繁華街」は「商店が立ち並んでおり、人がたくさん集まる場所」になります。

「場末」の英語訳

場末を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • outskirts
    (町のはずれ)

outskirtsには、「町のはずれ」「郊外」という意味があります。

都市の中心部から少しはずれた場所、というニュアンスになります。より「場末」という意味を正確に表したい場合には、後ろに “of the city” などとつけるとよいでしょう。

まとめ

以上、この記事では「場末」について解説しました。

読み方場末(ばすえ)
意味都心や繁華街などの中心部などから少し離れた場所
類義語町外れ、路地裏、郊外
対義語繁華街、盛り場
英語訳outskirts(町のはずれ)

「場末」はネガティブなイメージも強い言葉です。場面に合った使い方をしましょう。