「絆創膏」と「バンドエイド」ってどう違うの?わかりやすく解説!

違いのギモン

みなさんのご家庭には「絆創膏」と「バンドエイド」、どちらが置いてありますか?

そう聞かれると、2つの区別の仕方をわからない人が大半なのではないでしょうか。

誰しも使ったことがあるはずの「絆創膏」と「バンドエイド」の違いは、いったい何なのでしょうか。この記事では、「絆創膏」と「バンドエイド」の違いをわかりやすく解説していきます。

結論:「バンドエイド」は「絆創膏」の商品名

「絆創膏」は傷口の保護などに用いられる医療用の粘着テープです。

一方、「バンドエイド」はアメリカのジョンソンエンド・ジョンソン社製の絆創膏の商品名です。

つまり、「バンドエイド」は「絆創膏」の商品の1つにすぎない、ということですね。

「絆創膏」をもっと詳しく


「絆創膏」とは、傷口を保護したり、包帯を固定したりする際に用いられる医療用の粘着テープのことです。「救急絆創膏」とも呼ばれます。

一般的に馴染みのある絆創膏は、中央に不織布製のパッドがついており、傷口への細菌の侵入や感染を予防してくれます。

粘着テープタイプの絆創膏がほとんどですが、液体絆創膏やテープ絆創膏といった種類もあります。

「バンドエイド」をもっと詳しく


一方で「バンドエイド」は、1920年にアメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン社が発売した絆創膏の商品名です。

「バンドエイド」は世界で初めて発売された絆創膏で、発売当時は「絆創膏」といえば「バンドエイド」しか存在しなかったため、「バンドエイド」が「絆創膏」を指す一般名詞として定着しました。

「バンドエイド」誕生秘話

バンドエイドを開発したのはジョンソン・エンド・ジョンソンの社員であっったアール・E・ディクソン

彼は当時、アメリカのニュージャージー州で妻と新婚生活を送っていました。ただ、アールの妻は台所仕事にまだ慣れておらず、度々火傷や切り傷といった怪我をしていました。そのたびにアールは妻の怪我をガーゼと粘着テープで手当てしていました。

そこでアールは、「自分が留守の時のために、妻が1人でも簡単に怪我の手当ができる包帯を作ろう」と思い立ち、ついに世界初の絆創膏、「バンドエイド」が生まれました。

なんだかほっこりする話ですね。

ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?

1887年創業のアメリカの医療品メーカーです。薬や医療機器、ヘルスケアなどたくさんの商品を世に送り出している、老舗メーカーです。

有名な製品に絆創膏の「バンドエイド」や「キズパワーパッド」、マウスウォッシュの「薬用リステリン」、コンタクトレンズの「アキュビュー」などがあり、日本でも非常に馴染み深い製品を作る会社です。

日本は地域によって「絆創膏」の呼び方が違う!

日本ではその地域で一番よく使われている「絆創膏」の商品名が、そのまま「絆創膏」の代わりの呼び名として定着していることがあります。なんだか方言みたいで面白いですね。

呼び名地域
サビオ北海道、和歌山、広島
カットバン東北地方、山梨、岡山、鳥取、島根、山口、愛媛、高知、佐賀、長崎、鹿児島
バンドエイド関東地方、大阪、京都、兵庫、滋賀、三重
リバテープ福岡、熊本、大分、宮崎、沖縄、奈良
キズばん富山

ちなみに絆創膏を「ばんそうこう」という名前で呼ぶのは新潟、長野、石川、福井、静岡などです。

みなさんの家族は「絆創膏」を何と呼んでいますか?

まとめ

以上、この記事では、「絆創膏」と「バンドエイド」の違いについて解説しました。

  • 絆創膏:怪我をしたときに用いられる、医療用粘着テープ。
  • バンドエイド:アメリカで開発された世界初の絆創膏の商品名
みなさんのご家庭にあるのは「絆創膏」と「バンドエイド」どちらでしたか?

ぜひ、周りの人にも聞いてみてくださいね!