「バックボーン」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「バックボーン」です。

「バックボーン」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「バックボーン」をざっくり言うと……

英語表記バックボーン(backbone)
意味背骨・ 思想の背景にある考え方・通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線
語源「背骨」という意味の英単語 “backbone” から
類義語キーストーン

「バックボーン」の意味をスッキリ理解!

バックボーン(backbone):背骨・ 思想の背景にある考え方・通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線

「バックボーン」の意味を詳しく

「バックボーン」とは、背骨・ 思想の背景にある考え方・通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線のことです。

「バックボーン」には、上のように大きく分けて3つの意味があります。

それぞれの詳しい意味や、どのような分野で使われるのかを見ていきましょう。

「背骨」という意味

「バックボーン」のメインとなる意味は「背骨」です。医学の分野では「バックボーン」は「背骨」という意味で使われます。

「背骨」は頭からお尻まで伸びる骨で、人間の体の根幹(こんかん)を成しています。

「背骨」がなければ、私たちは立つことも歩くこともできません。

「思想の背景にある考え方」という意味

「バックボーン」には、「思想の背景にある考え方」という意味があります。

団体の思想や信念には、その思想が生まれた背景があるはずです。

たとえば、「子供の頃に親が厳しく、友達と自由に遊べずに寂しい思いをした子供」が、大人になってから「子供は自由に育てるべき」という思想を持ったとします。

この場合、「子供は自由に育てるべき」という思想の「バックボーン」は、「子供の頃に親が厳しく、友達と自由に遊べずに寂しい思いをした」という経験になるのです。

「通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線」という意味

「バックボーン」には、「通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線」という意味があります。

ITにおいては「インターネットなどの大規模な通信ネットワークにおいて、大容量の通信回線網」のことを「バックボーン」と呼ぶのです。

事業者間、国家間などで使われる重要な回線のメインになるものが「バックボーン」です。

「バックボーン」の使い方

「バックボーン」には以下のような使い方があります。

  1. レントゲンを見たところ、バックボーンに異常があるようです。
  2. 日本文化のバックボーンになったのは、仏教や神道の教えだろう。
  3. 通信の根幹をなすバックボーンは何重にも守られている。

➊の「バックボーン」は「背骨」という意味で使われています。

➋の「バックボーン」は「思想の背景にある考え方」という意味で使われています。

➌の「バックボーン」は「通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線」という意味で使われています。

「バックボーン」の語源

「バックボーン」の語源は英語の “backbone” です。英語の “backbone” には「背骨」という意味があります。

“back” が「後ろ」という意味で “bone” が「骨」という意味です。直訳すると「後ろの骨」になります。

「背骨」は、人間の身体を支える最も重要な骨です。そのため、「軸になるもの」というニュアンスの意味が生まれました。

ここから「思想の背景にある考え方」や「通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線」という意味で使われるようになったのです。

「バックボーン」の類義語

「バックボーン」には以下のような類義語があります。

  • キーストーン:欠かすことのできない重要な所や物を表す言葉

まとめ

以上、この記事では「バックボーン」について解説しました。

英語表記バックボーン(backbone)
意味背骨・ 思想の背景にある考え方・通信ネットワークで事業者間を結ぶ高速な回線
語源「背骨」という意味の英単語 “backbone” から
類義語キーストーン

「バックボーン」には複数の意味があります。しかし、それらの意味が生まれた理由や語源を知ると簡単に覚えることができますね。