「アワード」の意味とは?意味と英語から使い方までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アワード」です。

「アワード」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「アワード」をざっくり言うと……

英語表記アワード(award)
意味数ある候補の中から、審査や選考を通して授与される賞
語源英語の”award”
類義語プライズ(prize)、リワード(reward)

「アワード」の意味をスッキリ理解!

アワード(award):数ある候補の中から、審査や選考を通して授与される賞

「アワード」の意味を詳しく

「アワード」とは、数ある候補の中から、審査や選考を通して授与される賞のことです。「アワード」は審査や選考の上で結果を決めることにより、「賞を授与するに値するものがなかった」と判断された場合には「該当者なし」という結果になることもあります。

ちなみに、スポーツの場面での1位や優勝といった賞には「アワード」という言葉は使用できません。スポーツの賞の場合は、「アワード(award)」ではなく、「プライズ (Prize)」という言葉を用います。

「プライズ」はスポーツのように競争性を伴うような場面で用いられ、「決められたルールの中で競争し勝ち取る賞」のことを言います。1位を決める「プライズ」は、必ず誰かに賞が贈られます。このような点において、「アワード」と「プライズ」には違いがあります。

「アワード」の使い方

  1. 最近お気に入りのアーティストがMTVアワードを受賞した。
  2. 今シーズンの目標は、数学の大会で優勝しアワードジャケットを着用することだ。

上の例文のように、「アワード」は「大会」「受賞」などに関する言葉と用いられます。

①の「MTV アワード」とは、アメリカのケーブルテレビチャンネルであるMTV(Music Television)が主催するミュージックビデオの祭典です。年間で優れたミュージックビデオに賞が贈られます。世界最大の音楽イベントで、これまで数々の有名なアーティストが賞を受賞しています。

②「アワードジャケット」は、大会で優秀な成績を収めた学生だけが着用できるジャケットのことです。日本では、「スタジアムジャンパー」、略して「スタジャン」と呼ばれることがあります。

「アワード」の語源

アワードの語源は英語のawardです。

「観察する」という意味を持つwardと、それを強調するaから成り立っています。このことから本来は「よく観察する」という意味を持っていたと言われています。これが「よく観察して与える賞」となり、現在のawardの意味になりました。

「アワード」の類義語

アワードには以下のような類義語があります。

  • プライズ(prize):競争して勝ち取る賞のこと、ただの賞
  • リワード(reward):何かの行動に対する対価、報酬

「プライズ」には、主に2つの場面で用いられます。1つ目は、上記でも述べたようにスポーツなどの決められたルールの中で勝ち取った賞のことを言います。もう1つは、宝くじなどのように運良く当たった賞のことを表します。

「リワード」は、「何かの行動に対しての対価、報酬」という意味です。

たとえば、「毎日コツコツと英語の勉強を行った」ことによって「今英語を流暢に話せる」という結果を得たとします。この場合、英語を流暢に話せるようになったことがリワードにあたります。このように、努力の結果、身についた自分への報酬のことなどを指します。

まとめ

以上、この記事では「アワード」について解説しました。

英語表記アワード(award)
意味数ある候補の中から、審査や選考を通して授与される賞
語源英語の”award”
類義語プライズ(prize)、リワード(reward)

「アワード」の意味について正しく理解できたでしょうか。「アワード」と「プライズ」は、「賞」という同じ意味を持っていますが、用いられるシチュエーションが異なります。場面に応じて、2つの語句を使い分けられるようになりましょう。