今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オーサリング」です。
「オーサリング」の意味、種類、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「オーサリング」をざっくり言うと……
英語表記 | オーサリング(authoring) |
---|---|
意味 | 文字や画像、音声、動画など、いろいろな素材を組み合わせてひとつの作品やデータを作ること |
種類 | webオーサリング、DVDオーサリング |
語源 | 「編集構成」という意味の英単語 “authoring” |
類義語 | ライティング、動画編集 |
このページの目次
「オーサリング」の意味をスッキリ理解!
「オーサリング」の意味を詳しく
「オーサリング」とは、文字や画像、音声、動画など、いろいろな素材を組み合わせてひとつの作品やデータを作ることです。
たとえば、アニメーションを作るときには、何百枚という画像と、効果音やセリフなどの音声を組み合わせます。そこに文字が挿入される場合もあります。
このように、複数の種類の素材を組み合わせて、何かを作り上げることを特に「オーサリング」と言います。
デジタルでの作業になりますが、プログラムなどのコード記述は使わずに、データの張り合わせでつくることを「オーサリング」と呼ぶ場合が多いです。
「オーサリング」の種類
- webオーサリング
- DVDオーサリング
「webオーサリング」の意味
「webオーサリング」とは、ウェブページを作成することです。ホームページのデザインや文字を決めてつくることができます。
プログラミングのようにコードを入力するのではなく、視覚的に作成することを指す場合が多いです。
たとえば、ここにタイトル、ここに写真、ここに広告などのように、実際に配置や色を指定していくのです。
「DVDオーサリング」の意味
「DVDオーサリング」とは、DVD映像の始めに、タイトルやメニュー画面を作ることです。
市販のDVDのように、メニュー画面に、言語切り替え、字幕の設定、チャプター選択ができるよう機能を付けることを指します。
「オーサリング」の使い方
「オーサリング」には以下のような使い方があります。
- webオーサリングツールを使ってホームページを作る。
- 市販のDVDを真似て、DVDオーサリングをする。
➊の「webオーサリングツール」とは、ホームページを作るソフトのことです。
「オーサリング」の語源
「オーサリング」の語源は英語の “authoring” です。
“authoring” の意味は以下のふたつです。
- 文書などの作成
- 編集構成
「オーサリング」の類義語
「オーサリング」には以下のような類義語があります。
- ライティング
- 動画編集
それぞれの意味と、「オーサリング」との違いを詳しく見ていきましょう。
「ライティング」の意味
「ライティング」とは、データをDVDなどのディスクに書き込むこと(再生できるようにすること)です。
DVDの他にもCDなどのディスクにデータを書き込むことも「ライティング」と言います。
「ライティング」が単にデータをディスクに書き込む作業なのに対して、「オーサリング」は、DVDにメニュー画面などのその他の機能を足すことを指すのです。
「動画編集」の意味
「動画編集」は、「撮影された映像や用意されたアニメーションなどを編集すること」です。不要な部分のカットや、音声の調整、テロップの挿入などの作業が含まれます。
「動画編集」は「オーサリング」の一種です。「オーサリング」は単なる「動画編集」の他にも、ウェブページを作ることや画像の編集なども含むのです。
まとめ
以上、この記事では「オーサリング」について解説しました。
英語表記 | オーサリング(authoring) |
---|---|
意味 | 文字や画像、音声、動画など、いろいろな素材を組み合わせてひとつの作品やデータを作ること |
種類 | webオーサリング、DVDオーサリング |
語源 | 「編集構成」という意味の英単語 “authoring” |
類義語 | ライティング、動画編集 |
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、類義語との違いまで覚えておきましょう。