「アテレコ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アテレコ」です。

「アテレコ」の言葉の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

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「アテレコ」とは?

アテレコ(Ate-Recording):すでにある映像に合わせて、セリフを録音すること

「アテレコ」の意味を詳しく

「アテレコ」とは、映画やアニメーションなどにおいて、あらかじめ制作された映像に合わせて、セリフを当てる(録音する)ことです。

もともとは、「アフレコ(After-Recording)」から派生した言葉であり、日本語の「Ate(声を当てる)」と「Recording(録音)」を組み合わせた和製英語です。アフレコ自体も和製英語であり、英語圏では「リボイシング(revoicing)」と言います。

アテレコは、アフレコとほぼ同義の言葉ですが、アフレコが広義の後録りを表しているのに対し、アテレコは自身が直接演じていないキャラクターに声を割り当てることの意で用いられています。日本語では、「吹き替え」とも言います。

 

逆に、先に音声を録音することをプレスコ(prescoring)といいます。日本のアニメーションでは、映像に合わせて録音するアテレコが主流ですが、欧米では先にセリフを収録しておいてから、その声に合わせて口の形を作画する、という手法が主流となっています。

日本においても戦前はプレスコが主流でしたが、自由な作画ができるというメリットの反面、作画時間が伸びてしまうというデメリットがあり、現在ではアテレコが主流となっています。

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「アテレコ」の使い方

  1. 今週末にアニメのアテレコがあるので、台本を読みこんでおいた。
  2. 洋画のアテレコで、声色を変えて5人の役を演じた。
  3. ナレーションの収録中、ゆるキャラが登場したので急遽アテレコを行った。

上の例文のように、俳優や声優の業界用語として用いられます。①と②は、アニメーションや洋画など、他人の演技にそのまま声を当てるケースです。③の場合は、ナレーションはアテレコではありませんが、別のキャラクターに声を当てている部分のみアテレコと言えます。

「アテレコ」の語源

アテレコの語源は日本語の “当てる(Ate)”と、英語の“レコーディング(Recording)”を組み合わせた和製英語です。

さきに述べたとおり、アフレコから派生した言葉ですが、アフレコは主に実写映画において使用されてきました。映画撮影において、映像と音声を同時に収録したものの、周囲の雑音や俳優の発声の悪さなどの要因で、音声が聞き取りにくいことが発生します。

そのような場合に、後日その俳優本人が同じセリフのみを収録する際にアフレコが使われます。したがって、「アフレコ=自分自身の吹き替え」「アテレコ=他人などの吹き替え」という意味に整理できますが、録音技術の向上もあり、現在においてはほとんど同義として使われています。

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「アテレコ」の類義語

アテレコには以下のような類義語があります。

  • アフレコ:映画などで、撮影後に俳優の声だけを別途録音すること
  • 吹き替え:テレビ番組などで、役者の演技の一部を他の俳優が代わりに演じること
  • 口パク:音声と同期して口元を動かすこと

「口パク」は、声を出している振りをしているさま(口がパクパクしている)を表しています。収録現場というよりも、テレビの音楽番組などにおいて技術の未熟さを補うために、CDを流して歌っている振りをする際に使われています。

まとめ

以上、この記事では「アテレコ」について解説しました。

英語表記アテレコ(Ate-Recording)
意味すでにある映像に合わせて、セリフを録音すること
語源日本語の “当てる(Ate)”と、英語の“レコーディング(Recording)”を組み合わせた和製英語
類義語アフレコ、吹き替えなど

アテレコは、アニメーションや洋画などで耳にする機会が多いですが、詳しく知らなかった方は多いのではないでしょうか。話題に上った際には、話のネタにしてみてください。

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