故事成語「中らずと雖も遠からず」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)」です。

「中らずと雖も遠からず」の意味、例文、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「中らずと雖も遠からず」の意味をスッキリ理解!

中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず):ぴたりと的中はしていないが、的外れでもないこと

「中らずと雖も遠からず」の意味を詳しく

「中らずと雖も遠からず」とは、ぴたりと的中はしていないが、的外れでもないことです。

ちなみに、「雖も」は「~であっても」という意味です。

そして、「当らずと雖も遠からず」と表記されることもあります。

 

ちなみに、「当たらずとも遠からず」は本来は誤りですが、一般的になりつつあります。

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「中らずと雖も遠からず」の例文

  1. 彼の主張は中らずと雖も遠からずなので、賛成はできないが反対もできない。
  2. ここがあなたの弱点ではないですか? 中らずと雖も遠からずでしょう?
  3. 彼の反論は中らずと雖も遠からずだったので、対処に困った。

「中らずと雖も遠からず」の由来

「中らずと雖も遠からず」の出典は『礼記(らいき)』の「大学」という章です。

この章の中に「心誠に之を求むれば、中らずと雖も遠からず」という言葉が出てきます。

この言葉は「君主がまごころを以て実践するならば、完全にそれを成就できることはなくても、ほぼ近い形には達成することができる」という意味を表しています。

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「中らずと雖も遠からず」の類義語

「中らずと雖も遠からず」には以下のような類義語があります。

  • 正鵠を失わず(せいこくをうしなわず)
  • 中らずまでも外れざりけり(あたらずまでもはずれざりけり)

「中らずと雖も遠からず」の英語訳

「中らずと雖も遠からず」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • not exactly correct, but pretty near to it
    (ちょうど正確なわけではないが、それにとても近い)
  • not far off the mark
    (的からあまり遠く外れてはいない)
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まとめ

以上、この記事では「中らずと雖も遠からず」について解説しました。

読み方中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
意味ぴたりと的中はしていないが、的外れでもないこと
由来『礼記』に出てくる「心誠に之を求むれば、中らずと雖も遠からず」という言葉から
類義語正鵠を失わず、中らずまでも外れざりけり
英語訳not exactly correct, but pretty near to it
(ちょうど正確なわけではないが、それにとても近い)

「中らずと雖も遠からず」は日常生活でも用いられている故事成語です。

ピッタリな場面があったら、積極的に使っていきたいですね。

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