今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アソシエイト」です。
「アソシエイト」の意味、「アソシエイト」が付く単語、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「アソシエイト」をざっくり言うと……
英語表記 | アソシエイト(associate) |
---|---|
意味 | 仲間、補佐する役割 |
語源 | 英語の “associate” から |
類義語 | 社員 |
このページの目次
「アソシエイト」の意味をスッキリ理解!
「アソシエイト」の意味を詳しく
「アソシエイト」とは、仲間、補佐する役割という意味の言葉です。
カタカナ語としての「アソシエイト」は、「仲間」「共同経営者」などの意味で使われます。また、使われる文脈や場面によっては「補佐をする役割、仕事」という意味が加わる場合もあります。
さらに、「アソシエイト」は、主に職業を表すときに使われることが多く、基本的には「社員」「スタッフ」のことなどを指します。
これは、「ビジネスにおける仲間」という意味でとらえるとわかりやすいです。
「アソシエイト」が付く単語
「アソシエイト」は、業種などによって意味が異なります。使われ方の違いを見ていきましょう。
「アソシエイト社員」の意味
「アソシエイト社員」とは、外資系の業界でよく使われる言葉です。
この場合は、管理・会計・人事などの中心となる業務を担うスタッフを指しています。
つまり、自己裁量権のない平社員のことを指す言葉として使われます。
自己裁量権とは、自らの意志で決定ができる権利のことです。たとえば、「100万円までの取引なら君の好きにやっていいよ」と言われる場合は「自己裁量権がある状態」だと言えます。
「アソシエイト職」の意味
事務職などのいわゆる一般職や契約社員を指す言葉として「アソシエイト職」が使われます。
「アソシエイト職募集」というと、事務系スタッフや契約社員としての求人ということになります。
「アソシエイト弁護士」の意味
弁護士の中で「アソシエイト弁護士」と呼ばれる役職があります。
弁護士事務所の補佐的な役割で働く弁護士を「アソシエイト弁護士」と呼びます。
これは「アソシエイト」の中の「補佐をする仕事」という意味で使われています。
「アソシエイトナース」の意味
医療の業界で使われるのは「アソシエイトナース」という言葉です。
これは、サポート役の看護師のことを指しています。
入院患者ひとりに対して、看護師ひとりが担当として受け持つ体制の事を「プライマリーナーシング」と言います。
このときに担当する看護師のことを「プライマリーナース」と呼びます。
ただし、このプライマリーナースが不在のときや、手が空いていないときには他の看護師がサポートをすることになるのです。
このときサポートに入る看護師のことを「アソシエイトナース」と呼びます。
「アソシエイト」の使い方
「アソシエイト」には以下のような使い方があります。
- アソシエイトナースに助けを求める。
- アソシエイト職として雇ってもらえた。
「アソシエイト」の語源
「アソシエイト」の語源は英語の “associate” です。「アソシエイト」だけでなく「アソシエート」と表記されることもあります。
“associate”は、もともと動詞・形容詞の英単語です。
動詞では以下の意味があります。
- 関連づける
- 関係させる
- 間に加える
- 交際する
- 賛同する
ここから、カタカナ語としての「仲間」「共同経営者」などの意味が生まれました。
また、形容詞では「准」「準」などの意味で使われます。「准」や「準」は「それに次ぐもの」「それに準ずるもの」というように、「2番目のもの」「近いもの」という意味があります。
この形容詞の意味から、カタカナ語の「サポート役」「補佐する役割」などの意味に発展しました。
「アソシエイト」の類義語
「アソシエイト」には以下のような類義語があります。
- 社員:会社の従業員。会社員。
まとめ
以上、この記事では「アソシエイト」について解説しました。
英語表記 | アソシエイト(associate) |
---|---|
意味 | 仲間、補佐する役割 |
語源 | 英語の “associate” から |
類義語 | 社員 |
「アソシエイト」は職業によって異なる使い方をされます。それぞれの意味を理解しておきましょう。