「斡旋(あっせん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「斡旋(あっせん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「斡旋」の意味をスッキリ理解!

斡旋(あっせん):間に入って両者がうまくいくように取りもつこと。求める人に、あるものや人を紹介すること。

「斡旋」の意味を詳しく


「斡旋」とは、「間に入って両者がうまくいくように取りもつこと。また、求める人に、あるものや人を紹介すること」を意味します。

二者の間に入って何かを紹介する際や、相手が求めているものを紹介する際に「斡旋する」を使います。

「斡旋」の「斡」と「旋」は、どちらも「巡(めぐ)る、巡らせる」という意味を持っています。人と人とをつなぐために、間を取り持つ人物が巡り歩いている様子がイメージ出来ますね。

労働争議の解決法としての「斡旋」

「斡旋」は、労働争議を解決する方法の一つとしても定義されています。労働争議とは、労働者と雇用者の間で、労働条件などを巡って起こる争いのことです。

特に労働分野においての争いごとが起きた時に、公的な紛争解決機関が援助して、両者の話の要点を定め、解決に努める手続きのことを「斡旋」と言います。

企業内部で労働争議が起きた際には、斡旋員と呼ばれる人が両者を取り持って解決へと導きます。

注意しよう!「斡旋」「仲介」「紹介」それぞれの使い方

「斡旋」は、「仲介」や「紹介」と似ている意味を持ちますが、微妙に意味合いが異なります。

まず、「仲介」は、直接は話をすることのない両者の間に立って、話をまとめることを意味します。

「直接は話をすることのない両者」とあるように、解決が困難なことに関して、間に立って解決の手助けをします。また、「仲介」は、「斡旋」よりも解決に向けて積極的に両者にはたらきかけています。

 

次に、「紹介」は、知らない者同士の間に入って、引きあわせることを意味します。

「紹介」は、「引きあわせること」が目的であり、必要以上に間に入ることはありません。「仲介」と比べて消極的であると言えます。

 

「斡旋」は、「間に入って両者がうまくいくように取りもつこと」という意味を持ちます。両者がうまくいくように世話をしますが、まとめる行為には至りません。

よって、両者の間に入る上で、最も積極性をもつのは「仲介」で、最も消極性をもつのは「紹介」であると言えます。

大きな違いはない 3つの言葉ですが、その場に応じて使い分けられるようになると、言葉の引き出しが増えるでしょう。

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「斡旋」の使い方

  1. 斡旋会社に依頼して、留学の準備を進めた。
  2. A社はB社に良い取引先を斡旋してもらった。
  3. より良い不動産の物件を斡旋する。
①の「斡旋会社」は、利用者と留学先の間に入って、留学の手助けを行うという「斡旋」をしています。②と③では、「ものを人に紹介する」という意味で「斡旋」が使われています。

「斡旋」の類義語

「斡旋」には以下のような類義語があります。

  • 周旋(しゅうせん):売買・交渉なので、当事者の間に立って取り持つこと
  • 仲介(ちゅうかい):直接は話をすることのない両者の間に立って、話をまとめること
  • 紹介:知らない者同士の間に入って、引きあわせること
  • 世話:面倒をみること
  • 介入:事件や争いに割り込むこと
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「斡旋」の英語訳

「斡旋」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • mediation
    (斡旋)

  • act as an intermediary between A and B
    (AとBの間を取りもつ)
  • placement
    (職業斡旋)

まとめ

以上、この記事では「斡旋」について解説しました。

読み方 斡旋(あっせん)
意味 間に入って両者がうまくいくように取りもつこと。求める人に、あるものや人を紹介すること。
類義語 周旋、仲介、紹介など
英語訳 mediation(斡旋)

「斡旋」は難しい漢字を書きますが、日常ではよく使う言葉です。留学などを斡旋する会社は多く存在します。

また、「斡旋」は「仲介」や「紹介」などで言い換えられることがあります。それぞれ少し意味合いが変わってきますが、言い換えてもおおむね問題ないでしょう。しかし、小さなニュアンスの違いを理解することは時として役に立ちます。

「斡旋」の意味を正しく理解し、適切な時に使えるように心がけましょう。

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