「アスペクト」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アスペクト」です。
「アスペクト」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

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「アスペクト」の意味をスッキリ理解!

アスペクト(aspect):動作の段階や時間を述語によってあらわす文法形式・比率・角度

「アスペクト」の意味を詳しく

「アスペクト」とは、動作の段階や時間を述語によってあらわす文法形式・比率・角度ことです。
「アスペクト」には大きく分けて次の3つの意味があります。

    • 文法形式
    • 比率

 

    • 角度

 

それぞれを詳しく見ていきましょう。

「文法形式」の意味

言語学の分野では「アスペクト」は「特定の文法形式」を表す言葉です。

言語は種類によってルールや法則が大きく異なります。その中で、「動作の段階や時間を述語によってあらわす文法形式」のことを「アスペクト」と呼ぶのです。

日本語も「アスペクト」が適応されます。

日本語では、次の例文のように、述語の変化によって動作の微妙な違いを表します。

  • 雨が降る
  • 雨が降っている
  • 雨が降り始めた

「雨が降る」というのは、雨が降るすべての段階を示しています。一方で、述語に「ている」が付くとその中の一部のタイミングだけを切りとって言ったり、進行形であるという意味を持たせたりすることができます。

また、「雨が降り始めた」のように「降る」と「始める」をつなげて使うことでさまざまな状態を表すことができます。

「比率」の意味

「アスペクト」には「比率」という意味もあります。特に、「長方形の長い辺と短い辺の比率のこと」を指します。

具体的には以下のように使われています。

 

  • 画面のアスペクト比
  • ピクセルのアスペクト比

 

 

画面の「アスペクト比」

画面の縦と横の比率のことも「アスペクト比」と言います。テレビは3:4など基本の比率が決まっているのです。

ピクセルの「アスペクト比」

また、「ピクセル」の縦と横の比率も「アスペクト比」と言えます。

「ピクセル」とは、写真や映像を構成する最小単位のことです。このピクセルが少ないとモザイクアートのような粗い画像になります。ピクセルが多いと、肉眼で見ているようなクオリティに近づきます。

ピクセルの縦横の比は基本的に1:1です。

「角度」の意味

占星術(せんせいじゅつ)の分野でも「アスペクト」は使われます。

占星術とは、「天体の現象に基づいて、人間の運命や将来をうらなう術」のことです。

占星術においては、惑星や星同士がつくる角度が重要になります。これが「アスペクト」です。

「アスペクト」によって意味が異なるのです。

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「アスペクト」の使い方

「アスペクト」には以下のような使い方があります。

  1. 木星と金星が120度のアスペクトに位置している。
  2. テレビの世界では4:3のアスペクトが重要になる。

➊の「アスペクト」は「角度」という意味で使われています。

➋の「アスペクト」は、「比率」という意味で使われています。

「アスペクト」の語源

「アスペクト」の語源は英語の “aspect” です。

“aspect”の主な意味は以下の5つです。

  • 側面
  • 様相
  • 向き
  • 方位

英語の “aspect” には「角度」や「比率」という意味は含まれていません。

また、カタカナ語の「アスペクト」も「向き」「様相」などの意味では使われないので注意しましょう。

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「アスペクト」の類義語

「アスペクト」には以下のような類義語があります。

  • 相(そう):動作の段階や時間を述語によってあらわす文法形式
  • 座相(ざそう):占星術における惑星や星同士がつくる角度
  • アスペクト比:長方形の縦と横の比率

まとめ

以上、この記事では「アスペクト」について解説しました。

英語表記アスペクト(aspect)
意味動作の段階や時間を述語によってあらわす文法形式・比率
語源「向き」「様相」などの意味の英単語“aspect”
類義語相、座相、アスペクト比など

「アスペクト」は、複数の意味がある言葉なので、分野に分けて覚えましょう。

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