間違って使っていませんか?「整理」と「整頓」の違い

違いのギモン

「机を整理整頓しなさい」

こんなことを母親から言われたことはないですか?しかし、「整理」も「整頓」も「整理整頓」と同じように「片づける」というような意味のはずです。

それでは
「机を整理しなさい」
「机を整頓しなさい」
ではだめなのでしょうか。

また、この「整理」と「整頓」は違う意味の言葉なのでしょうか。

今回は、幼いころから聞き馴染みがあるであろう「整理」と「整頓」の違いを解説していきます。

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結論:「整理」は物を捨てる。「整頓」は物を捨てない。

「整理」では、いる物といらない物を区別し、いらない物は捨てます。「整頓」では、物を捨てることはなく、秩序正しく配置します。

「整理」をもっと詳しく


「整理」とは「乱れた状態のものを整える」「必要な物と不要な物を分別し、不要な物を取り除く」という意味の言葉です。つまり「整理」には「物を捨てる」という意味があります。

「理」という字には「物の筋道、道理」という意味があります。そのため「物の筋道を整える」という意味で、車を誘導することを「交通整理」と表現します。

「整理」の使い方の例

  • 床の上に散らばった本を広い集め、整理して本棚に戻す。
  • 大掃除でクローゼットを整理していたら、間違って買ったばかりの服を捨ててしまった。
  • 雨の中、父は交通整理をしていた
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「整頓」をもっと詳しく


「整頓」は「乱れているものをきちんと片づけ、秩序正しい位置におく」という意味の言葉です。「乱れたものを整える」という点においては「整理」と共通していますが、「整頓」には「不要なものを取り除く」という意味はありません。

「不要なものを取り除く」というニュアンスがないため、「整理」の場合よりも「配置の変更に注力し、何がどこにあるのかを分かりやすくする」という意味が色濃く出ます。

「頓」には「おちつける、安置する」という意味があります。「整理」よりも静的なニュアンスが出るため、「交通整頓」とはいいません。

「整頓」の使い方の例

  • 床の上に散らばった本を広い集め、整頓して本棚に戻す。

番外編:「整理整頓」とは


「整理整頓」とは、「整理」と「整頓」の意味を併せ持つ言葉です。「必要なものと不要なものを分別した後、物が分かりやすく、使いやすいように配置をする」という意味になります。

掃除や模様替えは基本的には「整理」をしてから「整頓」をします。そのため、「整頓整理」という言葉はなく、必ず「整理整頓」と表現します。

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まとめ

以上、この記事では、「整理」と「整頓」の違いについて解説しました。

  • 整理:物を捨てつつ、乱れた物を整える
  • 整頓:物を捨てずに、使いやすいように配置変更をする

「整理整頓」は微妙に異なる「整理」と「整頓」という言葉を両方とも内包した、万能の言葉です。「いらないものを捨てて片づける」ことと、「秩序だって分かりやすく配置する」ことの両方を求めている分、「整理」や「整頓」に比べ、高いハードルを要求しているともいえます。

皆さんがもし子供に片づけをさせたいのであれば、やはり「机を整理整頓しなさい」というのが無難でしょう。

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