今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アリーナ」です。
「アリーナ」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「アリーナ」をざっくり言うと……
英語表記 | アリーナ(arena) |
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意味 | 室内競技場。または、野球場や体育館などの本来の観客席とは別に、グラウンド内に特設された席。 |
語源 | ラテン語の “arena” |
類義語 | ドーム、スタジアム、ホール |
「アリーナ」とは?
「アリーナ」の意味を詳しく
「アリーナ」とは、「室内競技場」もしくは「野球場や体育館などの施設において、常設されている本来の観客席とは別に、グラウンド内に特設された席」ことです。
前者の「室内競技場」という意味の場合、その施設全体や建物自体のことを指します。アリーナは、一般的に多目的に使用することのできる施設です。例えば、アリーナでは、コンサートや物販、展覧会、成人式などが開催されます。
日本全国にあるアリーナをいくつかご紹介します。
施設名 | 場所(都道府県、市町村) | 最大収容人数 |
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「横浜アリーナ」 | 神奈川県、横浜市 | 約17,000人 |
「さいたまスーパーアリーナ」 | 埼玉県、さいたま市 | 約37,000人 |
「セキスイハイムスーパーアリーナ」 | 宮城県、利府町 | 約7,060人 |
「エコパアリーナ」 | 静岡県、袋井市 | 約10,000人 |
「大阪城ホール」 | 大阪府、大阪市 | 約16,000人 |
「日本ガイシホール」 | 愛知県、名古屋市 | 約10,000人 |
「朱鷲(とき)メッセ」 | 新潟県、新潟市 | 約10,000人 |
「ワールド記念ホール」 | 兵庫県、神戸市 | 約8,000人 |
「広島グリーンアリーナ」 | 広島県、広島市 | 約8,300人 |
「サンドーム福井」 | 福井県、越前市 | 約10,000人 |
「マリンメッセ福岡 | 福岡県、福岡市 | 約15,000人 |
一方、後者の「野球場や体育館などの施設において、常設されている本来の観客席とは別に、グラウンド内に特設された席」のことは、アリーナ席と呼ぶこともあります。アリーナ席に対し、常設されている観客席のことを一般的にスタンド席といいます。
アリーナ席の位置は、いわゆる一階席に当たります。ちなみに、神奈川県にある横浜アリーナでは、一般的にアリーナと呼ばれている一階席の区域を「センター席」と呼んでいます。
なお、新潟県にある朱鷺メッセには常設のスタンド席がありません。そのため、座席を設置する際は、通常全面がアリーナ席になります。
「アリーナ」の使い方
アリーナの使い方として、以下のような例文が挙げられます。
- 世界大会の開催に向け、ここには新しくアリーナが建設される予定だ。
- アイスアリーナでスケートを楽しむ。
- 今回のライブではアリーナ席が当選したので、大好きなアーティストをとても近くで見ることができた。
「アリーナ」の語源
アリーナの語源はラテン語語の “arena” です。
arenaとは、ラテン語で「砂」を意味しています。古代ローマでは、円形劇場や競技場、闘技場のことをarenaと呼んでいました。床面が砂になっていたことから、このような名称になりました。
「アリーナ」の類義語
アリーナには以下のような類義語があります。
- ドーム:屋根付きの野球場
- スタジアム:屋外競技場、一般的にサッカーや陸上競技などに使われている
- ホール:会館のこと、ステージの場所や観客席の場所が固定されており、前方のステージに向かって観客席が設置されている
日本にあるスタジアムの例は、東京都にある味の素スタジアムや、神奈川県にある日産スタジアムなどです。
ドームとスタジアムに関しては、構成によってアリーナ席が設置される場合があります。
まとめ
以上、この記事では「アリーナ」について解説しました。
英語表記 | アリーナ(arena) |
---|---|
意味 | 室内競技場。または、野球場や体育館などの本来の観客席とは別に、グラウンド内に特設された席。 |
語源 | ラテン語の “arena” |
類義語 | ドーム、スタジアム、ホール |
「アリーナ」の特徴を理解していただけましたか。一括りに「アリーナ」といっても、それぞれの会場によってそれぞれの特色が異なります。そのため、全国のアリーナ会場を使って同じ公演を開催しても、見え方や演出に少し違いがあるでしょう。
ぜひお気に入りのアリーナを見つけてみてください。