今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アオハル」です。
「アオハル」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
「アオハル」の意味をスッキリ理解!
「アオハル」の意味を詳しく

「アオハル」とは、青春(せいしゅん)を訓読みで読んだ言葉で、青春という意味です。
「アオハル」は、「青春」の中でも「人生のうちで若く、エネルギーにあふれた時期」という意味で使われます。また、思春期ならではの、少女漫画のような恋愛をする若者達をイメージさせる言葉でもあります。
「青春」の意味
「青春」は、もともと「季節の春」を指す言葉でしたが、その意味が派生して現在では「人生において、若くて元気、さらに希望にあふれる時代」という意味を持つ言葉になりました。
春は一年のうちで様々な草花が芽吹き、エネルギーにあふれた季節です。
それを人の生涯の「若くエネルギッシュな時期」と重ねて「未熟な子供から成熟した大人へと変わっていく時期」のことを「青春」と呼ぶようになりました。
「アオハル」の使い方
- 私たちの高校時代はアオハルだったな。
- みんなでテーマパークに行くなんて、アオハルすぎる!
上の例文のように、人生において「若くて元気な時期・希望にあふれる時代」を「アオハル」で表現します。主に高校時代の思い出を「アオハル」と語ることが多くなっています。
「アオハル」の語源
「アオハル」の語源は、三つあると言われています。
- 漫画作品「アオハライド」
- 日清カップヌードルのCM
- 集英社発刊の雑誌
漫画作品「アオハライド」
「アオハル」という言葉が世の中に浸透したのは、、咲坂伊緒の漫画作品『アオハライド』だと言われています。
『アオハル+ライド(ride)』の意味が込められた「アオハライドは2011年より連載され、2014年7月にアニメ化されました。2014年12月には本田翼・東出昌大が主演で実写映画化され、多くの女子中高生に大きな影響を与えました。
これが「アオハル」という言葉が生まれた原点だと言われています。
日清カップヌードルのCM
また、2017年から放送された日清カップヌードルのCM『HUNGRY DAYS』中に「アオハルかよ」という言葉が登場したのも、「アオハル」の認知度が一気に広まった理由と言われています。
「アオハル」は「青春」の意味で、「○○かよ」は若者言葉のひとつで、「○○過ぎる」という意味があります。
集英社発刊の雑誌
「アオハル」という言葉の由来になったのは、2010年に集英社から発刊された「アオハル」という雑誌だと言われています。
雑誌のテーマが『青春とヒロイン』で、雑誌名が「アオハル」なので、「青春」=「アオハル」という図式を作ったきっかけとも言われています。
「アオハル」の類義語
「アオハル」には以下のような類義語があります。
- ハイティーン:16歳から19歳の男女
- ヤングマン:青春時代を過ごす若者
「ハイティーン」は、10代後半を指す言い方です。 teenager は数字に 13歳(thirteen)から19歳(nineteen)までの年齢層を指す言い方です。そのため「アオハル」と表現される中学生から高校生の年代を指しています。
まとめ
以上、この記事では「アオハル」について解説しました。
英語表記 | アオハル |
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意味 | 青春 |
語源 | 漫画作品「アオハライド」、日清カップヌードルのCM、集英社発刊の雑誌 |
類義語 | ハイティーン、ヤングマン |
「アオハル」は「人生のうちで若く、エネルギーにあふれた時期」を指すカタカナ語で、主に中学生から高校生の「青春時代」を表現する際に使用されます。
「青春」の言い換え表現として若い世代を中心に使用され、ネット上で見かけることが多い言葉ですが、日常会話の中でも使用できる便利な言葉です。意味を理解し、適切に使用していきましょう。