アンチの意味とは？インターネットの意味やアンチテーゼも解説！

アンチとは「➀特定の対象を激しく嫌う人➁対抗や反抗を表す語」という意味です。

インターネット上でよく使われる言葉ですが、アンチは実はとても広い意味を持つ言葉なのです。

意味を広く知る機会は、なかなかないですよね。

この記事では、アンチの語源や意味を詳しく解説します。

「アンチ」の意味

意味➀：特定の対象を激しく嫌う人

アンチのもっとも一般的な意味は、特定の対象を激しく嫌う人です。

対象になるのは、個人や団体、企業などの幅広いものがあります。

特に芸能人やスポーツ選手などの著名人などに嫌悪感を抱き、執拗に誹謗中傷を繰り返す人を表すことが多いです。

また、アンチが「嫌いな対象に誹謗中傷などを行うこと」という行為自体を表すこともあります。

著名人の行動や発言によって、不快感を得たり、嫌悪感を抱いてしまったりすることは誰にでもあります。

アンチは、嫌いな対象をわざと傷つけようとする人を指します。

そのため、一時的に不愉快に思うだけでは、アンチとは言いません。

ただし、上記ほど激しい意味合いでアンチが使われていない場合もあります。

例えば、以下のような例文があるとします。

この場合のアンチは、読売ジャイアンツに対して激しく誹謗中傷しているわけではないと考えられます。

単に、「僕は阪神ファンなので、巨人は応援しないし負けてほしいと思ってるよ」程度のニュアンスで使われているのです。

意味➁：対抗や反抗を表す語

アンチは、対抗や反抗を表す語でもあります。

対抗や反抗を表す語としてのアンチは、単体で使われることはありません。

以下の語のように、他の名詞とセットになって、後に続く語を否定する意味を持たせるのです。

上記の語はどれも、後に続く語を否定しています。

「アンチエイジング」の意味

アンチエイジングは、老化を防ぐために行う行為のことです。

エイジングは、英語で “aging” と表記され、「年老いていくこと」「老化」を表します。

それらに対抗し、若々しさを保つための行為なので、アンチエイジングと言うのです。

「アンチテーゼ」の意味

アンチテーゼとは、ある理論や主張を否定するために謳われる、反対の理論です。

簡単に言えば、ある主張に対する筋の通った反論のようなものです。

哲学者のヘーゲルが提唱した弁証法(べんしょうほう)の中で定義された概念です。

「アンチウイルスソフト」の意味

アンチウイルスソフトとは、コンピュータウイルスを除去するためのソフトウェアのことです。

コンピューターを乗っ取ったり害を与えたりしようとする、悪質なウイルスを排除するためのソフトです。

「アンチ」の使い方

アンチは、単体で使われる場合とアンチ〇〇という形で使われる場合があります。

また、アンチが複数の意味を持つので、文脈によって使い分ける必要があります。

「アンチ」の語源

アンチの語源は英語の “anti” です。

“anti” は、名詞の前について「対抗」「反抗」という意味を持たせる接頭語です。

基本的には、後ろに続く名詞や形容詞の意味を否定する役割を持ちます。

また、接頭語として以外にも、以下のような意味も持っています。

「アンチ」の類義語

アンチには以下のような類義語があります。

「アンチ」の対義語

アンチには以下のような対義語があります。

「アンチ」のまとめ

以上、この記事ではアンチについて解説しました。

アンチの複数の意味をしっかりと理解しましょう。