「アンソロジー」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アンソロジー」です。

「アンソロジー」の意味や使い方、語源、例についてわかりやすく解説します。

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「アンソロジー」の意味

アンソロジー(anthology)様々な詩人や作家の詩や文をまとめて作った本のこと

「アンソロジー」の詳しい意味


「アンソロジー」とは、様々な詩人や作家の作品を、ある基準のもとで選び、まとめて作った本のことです。また、同じ作者の作品を一つにまとめた本を指すこともあります。

つまり、「アンソロジー」は本の形式の一種です。

日本語では、「詞華集」「佳句集」「抜粋集」などと表されます。

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「アンソロジー」の使い方

「アンソロジー」は、文中では以下のように使われます。

  1. 好きな作家のアンソロジーが発売されるので、買おうと思う。
  2. さきの戦争を題材に書かれた小説の、アンソロジーを作成することになった。
  3. アンソロジー形式の本は、知らない作家の作品にも出会えるので楽しい。

「アンソロジー」の語源

「アンソロジー」は、英語で”anthology”と書きます。

“anthology”の語源は、ギリシア語で「花」を表す”anthos”と、「摘む」を表す”legein”が合わさったもので、花束という意味です。

古代ギリシアの詩人であるメレアグロスという人物が、詩人50人の作品をもとにギリシア初の詩集 “Stephanos”(「花冠」という意味)を作ったのが最初だとされています。

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「アンソロジー」の例

アンソロジーの形式で作られている本は、日本や中国にも昔から存在します。以下では、代表的なものを紹介します。

「万葉集」

「万葉集」とは、奈良時代に作られた日本最古の詩集です。天皇や貴族など、地位の高い人の歌もありますが、防人(さきもり)と呼ばれる兵士のように、庶民の歌も収録されています。
収録されている歌は、全部で約4500首にも及びます。

誰が作った詩集なのかはわかっていませんが、大伴家持(おおとものやかもち)が関わっているのではないか、という説が有力です。

「古今和歌集」

「古今和歌集」は、平安時代に醍醐(だいご)天皇の命令で作られた和歌集です。天皇の命令で作られた和歌集を勅撰(ちょくせん)和歌集と言いますが、その中で最も古いのが、この「古今和歌集」です。

編集したのは紀友則(きのとものり)、紀貫之(きのつらゆき)、壬生忠岑(みぶのただみね)、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の四人です。彼らは役人であり、また歌人でもありました。

収録されている歌は、約1100首です。そのうち、作者がわからない歌が4割と多くを占めています。

「詩経」

「詩経」は、中国の周の時代に作られた、中国最古の詩集です。儒教の経典のひとつでもあります。

中国各地の民謡や、朝廷で開かれる儀式の際に使われた歌などが収録されています。素朴で、飾らない作風の歌が多く、編集者である孔子の考え方が反映されています。

「文選」

「文選(もんぜん)」とは、中国の南北朝時代に、昭明太子(しょうめいたいし)という人物によって編集された詩文集です。

隋(ずい)や唐、またそれ以前の詩・文章をメインに、約800作品を収録しています。中国では長い間、詩文を作る際の教科書として親しまれています。

 

ここでは日本や中国のものを紹介しましたが、アンソロジー形式の有名な本は世界各地で作られています。ぜひ調べてみてください。

まとめ

以上、この記事では「アンソロジー」について解説しました。

英語表記 アンソロジー(anthology)
意味 複数の作家の作品をまとめて作られた本
語源 ギリシャ語の”anthos”と”legein”から
アンソロジー形式の例 万葉集、古今和歌集、詩経、文選

昔からある有名なものだけでなく、現代の作家のアンソロジーも多く販売されています。普段読まない作家の作品を読むことができるのも、アンソロジーの魅力の一つです。書店などで見かけたらぜひ手に取ってみてください。

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