今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アナザースカイ」です。
「アナザースカイ」の意味・使い方・類義語についてわかりやすく解説します。
「アナザースカイ」の意味をスッキリ理解!
「アナザースカイ」の意味を詳しく
「アナザースカイ」には大きく分けて二つの意味があります。
- 直訳の意味:別の空・もう一つの空
- 派生した意味:第2の故郷・あこがれの場所
「アナザースカイ」は “another sky” という英語をカタカナで表現した言葉です。
“another~” が「別の~、もう1つの~」という意味で、”sky” が「空」という意味を持つため、直訳すると「別の空・もう一つの空」という意味になります。
この意味が持っている「今の自分が見ている空とは(時間的・地理的に)異なる空」というイメージから派生して、②の「第2の故郷・あこがれの場所」という意味が生まれました。現在では、②の意味で使用されるのが一般的になっています。
また、日本テレビ系列で放送されている人気番組の名前が「アナザースカイ」であることから、世の中にこの言葉が浸透しました。この番組は、週替わりのゲストが心の故郷を訪れ、自身の原体験を振り返るという内容です。
「アナザースカイ」に行く意味
「第二の故郷」や「あこがれの地」という意味での「アナザースカイ」は人によって異なります。
「アナザースカイ」と呼ぶ理由もさまざまです。たとえば、「その場所に懐かしさを感じる」「あこがれの地である」「まだ行ったことがない場所である」などがあります。
一つわかりやすい例として挙げるとすれば「実家に帰るときの感覚」です。
実家に帰るとき、多くの人は過去の記憶や思い出がよみがえります。自分の生まれ育った土地に戻ることで、今までにどんなことがあったかを自然と振り返り、自分の原点に帰ることができます。
「アナザースカイ」の使い方
- 私にとってのアナザースカイは、幼少期を過ごしたヨーロッパです。
- いつか自分にとってのアナザースカイを見つけるための旅に出たいと思っている。
①は、「第2の故郷」という意味で「アナザースカイ」が使用されています。「第2の故郷」はすでに行ったことがある「思い出の場所」を指します。
誰にでも故郷があるように、「第2のふるさと」と呼べるような場所があるはずです。
②は、「憧れの場所」という意味で「アナザースカイ」が使用されています。「アナザースカイ」となり得る、行ったことがない場所や何度か訪れたことがある場所にこれから向かうという意味合いが込められています。
「アナザースカイ」の類義語
「アナザースカイ」には以下のような類義語があります。
- セカンドホーム(second home):第2のふるさと
日本では「アナザースカイ」は、「第2の故郷・あこがれの場所」という意味で使用されていますが、英語圏では「第2のふるさと」は “second home” と表現されます。
このように、「第2の故郷・あこがれの場所」という意味での「アナザースカイ」はいわゆる和製英語です。ネイティブの方に対しては、「第2の故郷」という意味で通じない可能性があるので気をつけましょう。
まとめ
以上、この記事では「アナザースカイ」について解説しました。
英語表記 | アナザースカイ(another sky) |
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意味 | 第2の故郷・あこがれの場所・もう一つの空 |
類義語 | セカンドホーム |
「第二の故郷」や「あこがれの地」という意味を持つ「アナザースカイ」は、番組名に起用されたことから世の中に意味が浸透しました。「アナザースカイ」と呼ぶ場所は人によってさまざまです。
意味を理解して、自分だけの「アナザースカイ」を見つけましょう。