「按分(あんぶん) 」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「按分(あんぶん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「按分」の意味をスッキリ理解!

按分(あんぶん):基準となる数量に比例した割合で物を割り振ること

「按分」の意味を詳しく

「按分」とは、基準となる数量に比例した割合で物を割り振ることという意味です。

ただ単純に分けるのではなく、「特定の基準となる数量」があり、その「比率」によって分けることを表します。

基準となる数値は、使用面積・使用日数・使用時間などが一般的です。按分計算されるものは、家賃・電気代・通信費・ガソリン代などが挙げられます。

また、「按分」は「案分」の表記で用いられることがあります。これは、「按」という漢字が常用漢字ではないことが理由です。読みにくさ・わかりにくさに配慮しているに過ぎないため、「按分」と「案分」のいずれも意味は同じです。

「按分」の使い方

  1. 本企画の売り上げに関しては、出資額に応じて利益を按分する。
  2. 自宅兼個人事務所の家賃を経費に計上するためには、私用と仕事用に按分しなくてはならない。

  3. 今期の予算を支店ごとに按分計算する。

上記の例文のように、「按分」は、ビジネスシーンでは会計用語として使われることが多いのが特徴です。経費を計算する意味で使われることが多いです。

 

③の例文のように、「按分計算」という言葉が使用されることが多いのではないでしょうか。

「按分計算」とは、確定申告などにおいて個人事業主の人が発生した経費を私用(生活費)と業務用(経費)に分ける計算のことです。

各費用をそれぞれの利用度合いに応じて生活費と経費に按分するため、基準となる数字が定まっていません。基準とする数量の設定次第で計算結果が大きく変動する可能性があると認識しておいたほうがいいでしょう。

「按分」の類義語

「按分」には以下のような類義語があります。

  1. 配賦:部門や製品を横断して発生する費用を、定められた基準に従って配分処理すること
  2. 配分:配り分けること
  3. 折半:半分にして分けること

①の「配賦」は、部品や製品の費用配分に対して用いられることが一般的です。

 

②の「配分」は、主に物を分けるとき限定で用いられます。

基準を用いて割り振る「按分」とは少し意味合いが異なり、「全員に等しく配る」というニュアンスを持っています。

また、ビジネスシーンでは、「利益を配分する」という使い方を耳にすることもありますが、お金に関することは「分配」が使用されます。合わせて覚えておきましょう。

 

③の「折半」は、分けるという意味では「按分」と同じ意味ですが、比例配分ではなく、半分にすることというニュアンスの違いがあります。

主に、金品に対して使用される言葉です。

 

それぞれの類義語の例文は以下の通りです。

  1. 製品へ費用を配賦する。
  2. チームメンバーにお土産を配分する。
  3. 食事代を母親と折半する。

「按分」の英語訳

「按分」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • distribution
    (按分)
  • The money was distributed proportionally.
    (お金は比例的に按分されました。)
  • My company distributes profit.
    (私の会社は利益を按分します。)

まとめ

以上、この記事では「按分」について解説しました。

読み方按分(あんぶん)
意味基準となる数量に比例した割合で物を割り振ること
類義語配賦、配分、折半など
英語訳distribution(按分)

「按分」は、ビジネスシーンにおいてよく耳にする言葉ではないでしょうか。「按分」と「案分」は同じ意味であること、また「按分」の類義語との区別をしっかりつけて覚えましょう。