「同盟」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「同盟(どうめい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「同盟」をざっくり言うと……

読み方同盟(どうめい)
意味個人や団体が、共通の目的を達成するために同じ行動を取ることを約束すること
類義語連合、連盟、協同
英語訳alliance(同盟)

「同盟」の意味をスッキリ理解!

同盟(どうめい):個人や団体が、共通の目的を達成するために同じ行動を取ることを約束すること

「同盟」の意味を詳しく

「同盟」とは、「個人や団体が、お互いに共通した目的を達成するために、同じ行動を取ることを約束すること」という意味です。

つまり、どちらか片方がもう一方を支援するという関係は「同盟」ではありません。「同盟」は、結んでいる全ての主体が、同じ目的のために協力することが求められるのです。

国際政治用語の「同盟」

「同盟」という言葉を最もよく耳にするのは、新聞などのニュースにおいてではないでしょうか。「日米同盟」という名前を知っている人は多いと思います。

国際政治における「同盟」とは、「敵国と対抗するために、複数の国家の間で結ぶ軍事的な取り決め」のことです。ここでの「共通した目的」は、敵国に攻められない、もしくは攻撃に有利な環境を作ることです。

「同盟」の使い方

「同盟」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 労働者らは同盟を結成し、協力してストライキを行った。
  2. 1902年、日本とイギリスはロシアを仮想敵とした日英同盟を結んだ。
  3. 同じアニメが好きな人たちを集めて、同盟を結び、交流を図った。

上記の例文のように、「同盟」は「結ぶ」「結成する」という動詞と共に使われるのが一般的です。

②の例文では、国際政治の専門用語として「同盟」を用いています。

③では、近年よく見られる使い方を例として出しました。Twitter上などで見られる「○○同盟」とは、アニメやアイドルのファンの間で結成され、情報を共有したりするグループのことを指します。

「同盟」の類義語

同盟には以下のような類義語があります。

  • 連合:二つ以上のものが共通の目的のために結び合うこと
  • 連盟:共同の目的のために行動をともにする誓いを結ぶこと
  • 協同:複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うこと

これらの熟語は、「複数のものが協力して事を行う」という意味を表しているという点で「同盟」と共通しています。

「同盟」の英語訳

同盟を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • alliance
    (同盟)

「同盟」は、英語で alliance といいます。「同盟国」は ally、「同盟を結ぶ」は form an alliance と表現します。

まとめ

以上、この記事では「同盟」について解説しました。

読み方同盟(どうめい)
意味個人や団体が、共通の目的を達成するために同じ行動を取ることを約束すること
類義語連合、連盟、協同
英語訳alliance(同盟)

アメリカで大統領が変わって以来、日本とアメリカの同盟が一時見直しする動きがありました。その是非はともかく、「同盟」の意味を知った上でニュースを聞くのは大切なことでしょう。